にじゅうろく ページ26
当日、私は大先生達と国民の誘導に回っていた
計画は順調らしい
『家から出ないでくださーい。皆様には攻撃いたしません。安心して侵略されてくださーい』
u｢あ、めっちゃ美人いる｣
『大先生仕事してよ』
u｢大丈夫大丈夫｣
ダメな大人だな
大先生が美人に夢中になってる隙を見て、私はあの女の子を探した
これは大先生が仕事をしてなかったから見失っただけであって私は悪くない
私は裏道に行った
きっと、この辺りにいる気がする
確信はないけど...
少し歩くと、人影が見えた
...あの子だ
女の子だけじゃなく、他にも沢山子供がいた
｢...あんた｣
『久しぶり』
｢...何のよう？私達は入る家なんてないからここに隠れてるのよ？それとも、家のない奴なんて殺す？｣
『そんなことしない』
｢どうだか。私達は国のお荷物だから｣
『そんなことない』
｢どうだか｣
本当に昔の私みたい
私はあの頃何を考えていたんだっけ
『私も、孤児だった』
｢は？｣
勝手に言葉が溢れてきた
『私も孤児で、1人で路上生活をしてた』
｢...｣
『私もあなたと同じだった』
｢同じ？｣
『そう。私達はお荷物でもなんかじゃない。私の国の総統はもともと孤児、幹部もみんな孤児だった。私はその人達に拾ってもらった。私達は人の上に立つことだって、なんだって出来るの』
女の子は俯いた
そして大声で笑った
｢同じ？同じじゃないわよ！あんたは拾ってくれた人がいるんでしょ？それで、育ててもらったんでしょ？充分幸せじゃない。もしかして同情？可哀想って思ったわけ？なんだって出来る？今日を生きるので精一杯なのに。それともなに？私達のこと拾って世話してくれるわけ？うれしーなー！あ、それともこの国の王様にしてくれるのかなぁ？だって私達は何でもできるんだもんねー｣
ほかの子供たちも笑ってる
面白くてとかではなく、諦めてるんだと思う
笑うしかないんだ
拾ってもらえることが、どれだけ奇跡か私わかってなかったわ
｢ねえ、お姉さん。よかったねー拾ってもらえて。きっと幸せだったんでしょ？愛してもらえたのかな？羨ましいなぁ｣
『うん。幸せだよ。愛してもらってるよ』
｢だったら、私らの事なんて放っておいてお家に帰りなよ｣
なんでだろう
なんでこんなに救いたいって思っちゃうんだろう
どうにかしたい
私は沢山愛された
だから、今度は私がこの子達を...
u｢Aちゃん！もう急に消えんといて！...って誰？その子供ら｣
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パリピなマヨネーズ - ｵｲｵｲｵｲ夜なのにリビングでｶﾞﾁ泣きして親に変な目でみられちまったｧじゃねぇか((←ほとんどお前のせい まぁとにかく素晴らしい作品ありがとございました！ (2021年12月22日 1時) (
レス) @page44 id: 6d5d1dfe5d (このIDを非表示/違反報告)
はーちゃん - 自分が主人公になっていてびっくりしました！！我々だ好きにはたまんないですね 我々だのみなさんと喋っているようでとても面白かったです ありがとうございました これの続き等はあるんですか よければ教えて下さい (2020年7月12日 8時) (レス) id: 223fbb8a1c (このIDを非表示/違反報告)
ワタミん(プロフ) - やばいすごすぎる最後の手紙で泣いちゃいました今さら読み終わりました.....ほんとに素敵な作品ですいやもう神作 (2019年10月25日 19時) (レス) id: f569aaf55e (このIDを非表示/違反報告)
ルイ(プロフ) - 今、読み終わったんですけど……すごいです。あの、ガチです。とても素晴らしい作品だと思います。(^^) (2019年5月6日 16時) (レス) id: b0f621bab8 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - めちゃめちゃ素敵なお話でした....... (2019年5月5日 1時) (レス) id: d238749b85 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：口内炎いたすぎわろた | 作成日時：2018年5月26日 20時
