我々だと私のゲーム実況戦争 (ページ2)

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にーページ2

うっ、頭が！かち割れそうだ！昨日生の後結構飲んだからな...
あぁ、仕事なんじゃあ。辛いんじゃあ

重い体を、体重のことじゃないからな？
だるい体を持ち上げ、シャワーを浴び、着替えをした

お腹空いた...リポDはどこじゃー
冷蔵庫を漁るとなにもなかった。そう、なにもなかったのだ。ふざけんなこの野郎

『買わなきゃや。私の主食』

靴を履き、家を出ようとしたその時家の電話が鳴った
...聞こえなかった。そうだ聞こえなかったんだよ
そう言い訳をして家を出て鍵を閉めた

家の近くのコンビニに行きリポDを1本と栄養食品を買い、会社へ向かった
あーいっそのことYouTuberになって仕事辞めてやろうかな

ﾋﾟﾛﾋﾟﾛ

こんな朝から誰からだ？きっとさっきの電話と同じ人だろ
スマホを開くと知らない番号からかかってきた

はへ？誰じゃ？知らん人からの電話に出るなんて怖いわ！

迷わず電話を切った

あー怖い怖い

「おい、なんで切るんだ」

低い声が私の背中にクリティカルヒットした
聞き覚えがあるなぁ
おかしいなぁ
いや、知らない。私じゃない

「無視するなA」

振り返ると、外人かよというくらいの金髪に黒縁の眼鏡、鋭い目付き...

『グルちゃん？』

「久しぶりやな」

グルちゃんはニヤリと笑った
この人がこうやって笑う時いいこと一つもない
怖いよおおおおおおお

『グルちゃん、私今から仕事なんよ。せやから急がなきゃあかんくて』
「仕事が終わったらまっすぐ家に帰れ」

そう言ってどっかに行ってしまった
え？こわ、なにそれ

...あ！電車遅刻フラグ！あかんあかんあかん！！！
走って駅に向かい、ギリギリ間に合った
その日の仕事はなかなか捗らなかったけど上司に

「A、残業したいんか？」
『いえ、定時に帰りたいんです』
「じゃあ仕事ちゃんとやれ」
『やる気が...いえいえ！やらせていただきます！』

まったく、怖い上司だなー
でも、定時に帰るのも少し怖い
グルちゃんが何か仕掛けているかもしれない
爆弾とか爆弾とか核とか核とか
え、帰りたくないんですけど

『やっぱ帰りたくないです』
「徹夜で仕事したいんか」
『やっぱ帰ります』
「なんなんだよ」

帰りたくない時は時間が進むのが早い
神様って意地悪だなー

『お疲れ様でーす』
「ほんまに定時で帰るのか」
『いつもじゃないですかー。課長ったらお茶目ー』

課長が睨んできたので逃げるように家に向かった