ユースケ ページ18
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土曜日。
稜『久しぶり』
佑『...』
なんで、よりによって稜雅の目の前...。
佑『...おう』
結局最後まで行くか迷って、ギリギリに来た俺は、余った椅子に座るしかなくて。
気まずいったらない...。
海『お前ら久々の再会なんだから、もっと喜んだらどうなの』
祐『俺はむっちゃ喜んでるよー!』
拓『俺もー』
あっちはキャッキャしてるし。
海『ま、どんな形であれ
こうして集まれたのは本当によかった』
稜『...だな』
佑『Aがいないのに?』
なにが、“よかった”だよ。
佑『今日集まったのは、Aのことでだろ?』
祐『そうだけどさ...
俺らも色々あったわけだし、そこが解決できないと前に進めないんじゃないかな。
今の俺らを見たって、Aは戻ってきてくれないと思うよ』
佑『戻ってきてくれない、って?』
俺の言葉を聞いて海は
海『俺...Aが戻ってきたら
もう一回、皆でバンドしたいんだ』
と、話した。
祐『俺も...そう思ってた。
こんなにがむしゃらに打ち込んだこと、バンド以外に無いし
今の生活が凄く無意味な感じがして...
また皆で、バンドやろうよ』
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作者名:知華 | 作成日時:2017年11月27日 18時