65.稜雅side ページ16
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「...もうすぐ借金返せるんだ。
だから、もうこんなこと止めて
普通のバイトを始めようと思う。
傷が治るまでは無理だけど...」
ベッドの中で二人抱き合って
Aは今までの事を話してくれた。
俺はただ頷いて聞くことしかできなくて...。
でもAはそれだけで十分だよって、微笑んでくれた。
『その...晃一さんとは、もう会ってないの?』
「高校入学してからは全くだよ」
『そっか...
借金返しに行くときさ、俺もついていって大丈夫?』
厚かましいだろうけど...全部話を聞いたら余計心配になってきて、つい言葉が出てしまう。
「うん、また連絡するね」
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『...ずるいなぁ』
「?」
その上目遣いとか、俺の背中に伸ばす腕とか...。
愛おしくて、たまらない。
Aの頬にキスをして
ぎゅっと強く抱きしめる。
「積極的だね、稜雅」
なんて、呑気なこと言うから...
『誰のせいだと思ってんの』
って意地悪に笑って...
次は唇に何度もキスを落とした。
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知華(プロフ) - とわさん» そう言ってもらえて本当に嬉しいです!こちらこそ、今まで読んでいただき、ありがとうございました!次回作もよかったら覗いてみてくださいね * (2017年11月27日 17時) (レス) id: a1e660cdeb (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました!!通知来るたびに嬉しくて毎回楽しみにしてました!!ほんとにありがとうございました! (2017年11月26日 17時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:知華 | 作成日時:2017年11月17日 18時