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『着いたで。
おんぼろやけど、我慢してや。
必要なもんは、また明日届けに行くから。
それと、これ持ってへんやろ？』
『俺の番号入れてるから』と携帯を差し出す晃一さん。
『料金は俺が払ったる。
あと...布団とか無いけど、どうする？
ここで寝るか、車で寝るか』
...どうしよう。
部屋がぼろいのは前からだし、怖くはないけど。
なんだか凄く、人肌が恋しくて。
一人になるのが嫌だった。
『...俺、襲いはせんで？』
「襲われちゃ困ります」
『アヒャヒャ！そうやんな！』
「で、でも...車でお願いしたいです」
今は誰かと一緒にいたい。
うつむく私の頭上に優しくかかったのは
『分かった、ほな行こかー』
無邪気に笑う晃一さんの声だった。
ーーーーー...
座席を倒して、彼と向き合う。
「あの、晃一さん」
『晃一でええよ、なんや？』
「母の遺体ってどうなるんですか？」
彼は大きな目を少しだけ見開いて
『A、知らん方がいいこともあるんやで。
これから大変やけど、俺はAの味方やから。
...困ったらすぐ連絡しいや。
お金を渡すことはできひんけど、出来ることは全部したるから』
おやすみ、と付け加えて
彼はそのまま目を瞑って寝てしまった。
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知華(プロフ) - とわさん» そう言ってもらえて本当に嬉しいです！こちらこそ、今まで読んでいただき、ありがとうございました！次回作もよかったら覗いてみてくださいね * (2017年11月27日 17時) (
レス) id: a1e660cdeb (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - 素敵なお話ありがとうございました！！通知来るたびに嬉しくて毎回楽しみにしてました！！ほんとにありがとうございました！ (2017年11月26日 17時) (レス) id: ac7abc9e78 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：知華 | 作成日時：2017年11月17日 18時
