26話-彼方Side- ページ28
Aちゃんは全部言い終わるまで泣きそうになりながらも頑張っていた
言い終わって泣き出した
きっとこの子は弱いんじゃなくて傷つきやすい子なんだろう____
自分の憧れが壊されたような、なくなったような感覚なんだろう
なんて声をかけたらいいかなんてわからない
けど______
貴「こんなことを聞いてもまだ僕が好きだって、言えますか…?」
彼方「うん、好きだよ
Aちゃんが悩んでること話してくれて嬉しい
ありがとう」
『ッ……泣』
1人じゃないよって気持ちでギュッと抱きしめながら話し出す
彼方「…みんながどう思うかは人それぞれ、個人で違うんだよ
だから他の人がその先生のこと普通とか傷つくレベルじゃないって言えば他の人にはそうなんだろうね
でもAちゃんはその先生の態度に、言葉に傷ついたんでしょ?
だったら傷ついた
みんなが強いわけでもなければAちゃんが弱い訳でもない
一つのことに対して思うことなんて人それぞれなんだから周りのみんなと自分を比べる必要なんてない
自分1人だけが傷ついたって思ってるだけ
なんで自分だけ…って思っちゃうのは仕方ない
でもAちゃんはもう1人じゃないよ
辛くなったり不安になったりしても俺がいる
どうにも出来ない気持ちも誰かにぶつけたい気持ちも全部俺にぶつけてよ
全部全部受け止めるから」
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作者名:みくるϋ? | 作成日時:2018年1月20日 3時