淡泡 one ページ3
『人魚姫は、海へと落ちていきました...』
パタンと人魚姫の絵本を閉じ、
ガタンと揺れる電車にゆられ外を眺めた。
見慣れた風景に笑みがこぼれる。
『やっと、この時が来た...』
あぁ、ずっとこの時を待っていたの___。
これから起こる未来に彼女はそっと目を伏せた。
・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ
『な、んでよ...!!』
中学一年生。
周りを見れば敵ばかり。
誰ひとりとして味方はいなくて。
『私が、なんかしたの...!?』
必死に男バレに訴えかける。
及川｢ブスはいらないや｣
ごめんね？と笑う及川先輩。目は笑っていない。
わたしがブスだから？？デブだから？？
可愛い可愛い黒粟さんだけがマネージャーっていうの？
私は？？ねぇ？
黒粟｢ははっ、ざまぁ。｣
耳元でそう言われる。
もうやだ。
一人にしないで。そばにいてほしい。
『...もういいです。』
皆｢｢は？｣｣
『いつかきっと私を裏切ったことを後悔する時が来ると思います...
絶対許さないから。』
そういい、外へと走る。
きっとみんな嬉しいだろうな。
こんな私がいなくなるんだもん。
私は東京へと旅立った。
国見｢...｣
・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ・*:..｡o○☼*ﾟ
『んﾝ...くぁ...』
いつの間にか外はオレンジ。
しばらく乗っていた電車もここで終わりか。
これを降りればまた“始まる”。
悲劇？違う、
仕返し。
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花ちゃん - 最高です。 他の童話も楽しみにしています。！！ (2020年7月14日 22時) (
レス) id: 9ac6058d33 (このIDを非表示/違反報告)
冬のおふとん(プロフ) - 凛さん» すいません！！気づきませんでした！ありがとうございます！ (2016年12月1日 17時) (レス) id: cfd0f18340 (このIDを非表示/違反報告)
凛(プロフ) - オリジナルフラグが立ってるので外した方が良いですよ (2016年12月1日 17時) (レス) id: 9fa2d505ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冬のおふとん | 作成日時：2016年12月1日 17時
