【ハイキュー】俺にバレーを教えて下さい

2話~早くバレーを見たい~ ページ3

　
　





谷地「…い、いよ……仁花って呼んでも」







俺から顔を逸らしたままゆっくりとそう言った谷地ちゃん




その声は震えていたけど、少し弾んでいて嫌がっているようではなかった








貴方「ほ……ホント！！？やった！じゃあ仁花は俺の事向陽じゃなくてAって呼んで！」





谷地「へ？！う、うん」




貴方「宮城に来て初めての友達やわぁ…！！嬉しかぁ！！」





嬉しすぎて思わず口角も上がって顔が緩みきってしまう





やって嬉しいんやもん、宮城来て初めての友達が隣の席の子なんて…つまりは平日は毎日話せるやん？





そげん嬉しいことは早々無かよ？







貴方「これから宜しくな！仁花！」




谷地「！うん、よろしくねA！！」









お友達第一号早速出来た、めっちゃ嬉しい





こりゃ信介君に教えんと






信介君とおばあちゃんが1番誰よりも一人暮らしする俺を心配してくれたからなぁ




早く安心させんと





そしていい加減おばあちゃんに結婚相手いないって諦めさせんと…俺まだ高一なのにもう結婚相手を心配してくるけんなぁ、おばあちゃんは





あ、そう言えば信介君もう高三だけど彼女おるんかな？





いたらいたで信介君が幸せなら良いけど…なんかヤダなぁ







貴方「あ！そう言えばここってバレー部あるんやろ？入部届け今から出せるかいな？」




谷地「へ？バレー部入るの？」





貴方「うん、と言ってもマネージャーっちゃけど」





谷地「ほへぇ…頑張ってね！応援してる！」





貴方「ありがとう仁花！！なら早速これ食い終わったら顧問の人に渡そっかな」





谷地「ゆっくり食べなよ？喉詰まっちゃったら大変だよ！？」





貴方「ふぉう！わふぁっへるよ！」





谷地「分かってない分かってない！！」









早くバレーしたいなぁ…早く繋がりたい




烏野のバレー……早く見たい……！！！







貴方「楽しみやわぁ…！！」




谷地「ッ！！」






アレ？また仁花顔真っ赤やわ…ほんとに大丈夫何やろうか？熱じゃないん？





……やっぱ心配やし後で保健室に連れてこうかな？

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