3話~約束と後悔と共に~ ページ4
徳田「僕は徳田秋声、君の親…じゃなくて森さんに頼まれて君を迎えに来たんだ
一緒に家に帰ろう？」
Aと思わしき少女の近くによって目線に合うようにしゃがんで手を差し出す
貴女「…また、病院に行かないとだめなの？」
徳田「！」
貴女「………」
少女は下を向いて首を横に振った
あぁうん、やっぱりこの子はAだね…
徳田「…………じゃあ、少し遊んでから帰る？付き合ってあげるよ」
貴女「……えっ？」
徳田「特別ね？………君は何処行きたいの？」
今度は少女の手を自分から取って立ち上がり歩き出す
そう言えば生前も、こうやってこっそりAをどっかに連れ出して寄り道したことあったなぁ
けど結局僕もAも体が弱くてあまり体力無くて直ぐにお店とか外見だけ見て帰ったっけ
貴女「………どこに行けば良いの？」
徳田「……そうだな…君は何処か行きたい場所ないの？」
貴女「……森を見てみたい、からだいっぱいうごかしてみたいの…」
徳田「…分かった、じゃあ今日はそこに行こう
いっぱい体を動かして、体力無くなるまでいっぱい歩いて
遠くへ行こう、誰にも怒られない場所に行こう」
昔、同じ約束したのを君は覚えてるかな
果たせなかったけどさ、今なら出来るんだ
だからもう一回約束して、今度こそ守らせて欲しい
貴女「！………うん！！」
少女が僕の手を強く握り返してくれた
実はね、A……僕は今も後悔してるんだ
何で君の傍にずっといなかったのかってね
今度こそ……一緒にいれるよね？
徳田「そうだ、途中何か買って食べる？」
貴女「たべる！」
徳田「なら何を食べようか」
貴女「ワッフル？たべてみたい」
徳田「じゃあそれを買って食べながら行こう」
貴女「うん！」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
司書side
司書「はぁ……森先生は多分違う人なんだろうし、秋声はなんか見た事ない時間だし
心配だぁぁぁ！！」
森「だから何でそう直ぐに叫ぶんだ」
司書「うほっほぉい？！！……あっ森医師？！いつの間に終わらせてきたの？！」
目の前にいたのに私ちっとも気付かなかったよ？！流石森医師、やる事なす事作業が速い！
森「すまない俺の方は駄目だった」
司書「そうですか……あっじゃあ連れてきた文豪は誰でしたか？」
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新美南吉＠文アル大好き💛 - 何時も地味な秋声君が明るいだと……恐るべし夢主ちゃん (2023年3月10日 15時) (
レス) @page36 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ユナさん» ご指摘ありがとうございます！すぐに修正しますね (2021年8月11日 3時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして！ユナと申します！小説読まさせてもらいました！凄く面白いです！更新頑張って下さい。これからも頑張って下さい！ あと、27話のお名前聞かせてよのところで松田順平になっています。正しくは松田陣平です。 (2021年8月11日 0時) (レス) id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2020年6月9日 18時
