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29話~特別な存在同士~ ページ30

 

 
 




「君達が、江戸川と臥龍岡の遊び(お巫山戯)に巻き込まれてしまった警察だな




二人に変わってここの館長の俺が謝罪する







この度はウチの最上級悪戯っ子(馬鹿共)が失礼した、後日何か謝罪の意を込めて贈らせてもらおう」






貴女「あ、司書さんに館長だ」




徳田「お疲れ様です、館長」







漸く復活したのか司書さんは館長を引き連れて奥からやってきた




頭が弱い司書さんにしては思いの外早い復活…









館長「全く…好奇心があるのは良い事だが君達はもっと自覚を持ってくれないと……




……松田と萩原だったな、態々こんなところまで御足労だった






お前達はもう中に戻っていなさい」





貴女「!………はーい、でも館長







いらないこと(・・・・・・)、絶対にしないで下さいね?司書さんも負けないでよ〜?





残しておくべきだよ、その人達は」







司書「へ?え、あ…うん?」




館長「………はぁ、わんぱくめ」









成程ね……何となくだけどAの考えっていうか、思惑が分かった気がするよ




いらないこと、なんて






やっぱりAは何時も先を行くなぁ…先を行き過ぎて何時もつまらなくて戻ってきちゃう所は昔から変わらない





徳田「行こうA、たっぷり甘やかしてあげるから」



貴女「なんと!!早く行こうじゃないか秋声先輩!沢山褒めて沢山ナデナデしてよね!」









早くこの場から離れる為に喜び出すAの肩に手を置いて食堂の外へ誘導する




Aは本当に僕の事好きだよね…こんな僕のどこがいいんだか






生前、君が死ぬ前に言ってくれた僕への言葉




生前、僕が完全に言えなかった途中の言葉







僕は何故かその言葉達を疑わず素直に受け入れた、信じた




今でも変わらない









だからAは部外者なんかに渡さない





勝手にAに近付くなんて………








徳田「A、君の考えは僕ならよく分かる」




貴女「?」





徳田「けどあまりあの人達に関わるのはやめてね



関わるとしても必ず僕と一緒じゃないと駄目だから、分かったかい?」






貴女「?…分かった、秋声先輩がそう言うのならその通りにしようじゃないか」




徳田「……ありがとう、良い子だA」

30話~大丈夫僕が守るよ~→←28話~この体何歳頃だろ~



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新美南吉@文アル大好き💛 - 何時も地味な秋声君が明るいだと……恐るべし夢主ちゃん (2023年3月10日 15時) (レス) @page36 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ユナさん» ご指摘ありがとうございます!すぐに修正しますね (2021年8月11日 3時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します!小説読まさせてもらいました!凄く面白いです!更新頑張って下さい。これからも頑張って下さい! あと、27話のお名前聞かせてよのところで松田順平になっています。正しくは松田陣平です。 (2021年8月11日 0時) (レス) id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年6月9日 18時

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