12話~本能的危機回避~ ページ13
江戸川「いやぁ、ワタクシもその少年に一度も会ってみたいものです」
貴女「だね、乱歩君頭良いからその少年が大きくなったら推理勝負してみたら?」
江戸川「おやおや、Aさんにそう言われると自信がつきますねぇ」
貴女「はっはっはっ随分嬉しいこと言ってくれるね乱歩君〜」
……何で僕はこの二人の微妙に腹立つイチャつきを見なくちゃいけないんだよ
島崎「ならさ、今度司書さんに頼み込んで米花町に皆で行かない?」
貴女「えっそんな事出来るの?」
徳田「出来るよ、そうだね…後で僕から言ってみるよ」
田山「A大先生と?!たっ頼んだぞ!頼んだからな秋声!!」
ひっ必死だな田山………大丈夫、僕だってAとお出かけしたいから何としてでも許可は貰うつもりさ
国木田「さて、俺はちょっともう疲れたから昼寝してくるわ」
田山「なんだ独歩!体力ねーなぁ!!ま、俺も疲れたから昼寝するけど」
国木田「なんだよ」
話す事だけ話すと二人は先に食堂からそそくさと退散して行った
……結局何がしたかったんだろう、あの二人
島崎「…………」
江戸川「…………」
貴女「…………」
徳田「…………」
………何?この間
ちょ、A……君普段は結構お喋りなんだから何か喋ってよ
貴女「………っ!?………不味いな」ガタッ
徳田「うぉっ……何?どうしたのA」
暫く沈黙が続いていたら突然Aが顔を青くして椅子から勢いよく立ち上がった
貴女「………にっ逃げねば…!」
徳田「はぁ?」
乱歩「Aさん…?どうしたんですか?」
貴女「私の本能が逃げろと述べているんだ…!」
バンッッ
「臥龍岡Aさんがここに来られたと言う報告を聞きましたよ!!
臥龍岡Aさんは何処ですか?!」
貴女「あぁ矢張り………」
食堂の扉を大きい音を立てながら開いた人を認識した途端Aは死んだ目をした
うわ………Aのこんな表情見るの物凄い久しぶりな気がする…
徳田「てか……どうしたの?坪内さん…」
坪内「あぁ秋声君Aさんは何処に…!Aさん、そんな所に!何故私に逢いに来てくれなかったんですか?」
貴女「あー来てたんすねーしょーよーせんせー」
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新美南吉@文アル大好き💛 - 何時も地味な秋声君が明るいだと……恐るべし夢主ちゃん (2023年3月10日 15時) (レス) @page36 id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ユナさん» ご指摘ありがとうございます!すぐに修正しますね (2021年8月11日 3時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ユナ(プロフ) - 初めまして!ユナと申します!小説読まさせてもらいました!凄く面白いです!更新頑張って下さい。これからも頑張って下さい! あと、27話のお名前聞かせてよのところで松田順平になっています。正しくは松田陣平です。 (2021年8月11日 0時) (レス) id: 2353c44e43 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年6月9日 18時