【ヒロアカ】ワニ少女のヒーロー成長日々記録・２ (ページ14)

今日:7 hit、昨日:0 hit、合計:10,229 hit

62話~すんごい怖かった~ ページ14

　

　

　

貴女「いい…だ………ぐ…………」ﾎﾟﾛｯ

何時もの真面目な飯田君が私の方へ駆け寄ってきてくれていた

それを見て一気に

タガが外れた

飯田「！？A君！？大丈夫かい！？もしかして奴らに何か………」

ｷﾞｭｯ

貴女「ごわがったぁ"ぁ"ぁ"ぁぁぁ！！！！

死ぬかと思った…怖がっだよぉぉ…！！！

うわぁぁぁ"ぁ"ぁ"ーーーんっっ！！！！」

すぐ側に駆け寄ってきてくれた飯田君に飛び付いて思い切り泣き喚く

みっともないのは分かってる

分かってるけど、どうしても治まらない

皆守れないんじゃないかって

誰も守れずに殺されるんじゃないかって

ただただ目の前の強大すぎる力に恐怖して、それを悟られないように我慢してたけど

もう無理だ、抑えきれない

貴女「うぅっ…！！ごわがったぁーー！！！

死ぬかとっ思…っあ"あ"ぁぁぁ！！！」

飯田「！A君……安心するんだA君！皆無事だ！！

相澤先生と緑谷君を除いてだが、それ以外は皆無傷だ！！！」

貴女「グスッ………ほ、ほんと…？！

みんな無事！？しょーとは？つゆちゃんは！？おちゃこはちゃんは…！！？」

飯田「無事だとも！！！

良く此処で一人持ち堪えてくれた！！

凄いよA君！！君は本当に強いんだな！」

み、皆無事……誰も死んでない……

良かった………よかっ………

貴女「うぅぅううぅぅぅーーー……っ

よがっだあぁぁぁぁぁぁぁぁ………！！皆っぶじ…良かったぁ"ぁ"ー！！！」

＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
飯田天哉side

貴女「うわぁ"ぁぁぁぁーーーんっ！！！！」

何時もの冷静で、かつ明るい彼女からは想像も出来ない程に僕の腕の中で泣きじゃくるA君

傍を見れば地面に大きな穴が空いていてそこから例の怪物の声が聞こえてくる

それにそこらをよく見てみれば争ったせいで地面が凸凹になってたり血があちこちに付着している

彼女の死に物狂いで頑張った形跡が確かにここにあった

それでいて怖かったの次は直ぐに皆の心配ときた

本当にこの人は…

飯田「ヒーローだよA君…君は確かにヒーローだ……！！」

貴女「ッッッ……！！！」