【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ39)

今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:280,909 hit

37話~心配性のタコさん~ ページ39

inオクタヴィネル寮

ｺﾝｺﾝｯ

貴女「アズール先輩……Aです……」

寮についてアズール先輩に報告するべく先輩の部屋の前まで行きドアをノックする

ｶﾞﾁｬｯ

貴女「………！」

すると音もなく返事を聞こえないのにドアが開いて

気付くと浮遊感が体を襲い視界が反転して何故かアズール先輩の顔が真ん前に見えた

アズール「…………」

ｷﾞｭｳｩｩｯ

アズール先輩は私を抱えあげてからそのままベッドまで運んでベッドに座って私を思いっきり抱き締めあげた

きっキツい………

貴女「ちょっアズール先輩？……あの〜、帰るのが遅れたの反省してますのでぇ

もうちょっと緩く……

お詫びとして頼まれたもの持ってきましたので……！」

ポケットたから学園長から貰った物を取りだしアズール先輩に渡す

アズール「……………」

あっ無視ですか〜………

貴女「………アズール先輩？」

アズール「……………」

貴女「………………アズール？」

アズール「………先生からちゃんと連絡は来ていましたが、こうも遅いと何かあったんじゃないかと心配しました」

漸く口を開いてくれた……

貴女「すいません……まさかこんな事に巻き込まれるなんて思いもしなくて……」

少しだけ緩んだ腕の中にいるまま振り向いてアズールと体ごと向き合う形で膝の上に座り直す

アズール「………どっかに行ってもう帰ってこないかと思いましたよ」

貴女「なっ！そんな事絶対にないです……！私がアズール達を置いてどっかに行くなんて絶対に！！」

何でそんな事言うんですか……！私がアズール達の所からいなくなるなんて一生ないのに

それに小さい時からずっと一緒にいたのに今更離れるなんてそんな無駄な事はしない……！

アズール「………そうです…よね…………僕達はずっと一緒ですよね……

例えジェイドやフロイドがいなくなっても…

Aは…Aだけは絶対に……」

貴女「うん、居なくならないよ〜アズール

私は、例えアズールにどんな酷い仕打ちをされても、嫌われても

ずっと、ず〜っと傍に居続けるよ」

今度は私からアズールの背中に腕を回して抱き締める

アズール「…………A」