【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ34)

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32話~モンスターの味覚~ ページ34

エース「あーあ、そんなもん拾い食いするから〜」

……エース君って何気に毛玉に対する当たりが強いよねぇ

グリム「うぅ………うううう…………っっ

うんまぁ〜〜〜〜い！！」

四人「「え"っ？！！」」

グリム「まったりとしていてそれでいてコクがあり香ばしさと甘さが舌の上で花開く……

まるでお口の中がお花畑なんだゾ！」

甘い匂いと言い、美味しいといい…………

魔物にはこの石は何か特別な作用を引き起こす能力でも備わってるの…？

というかその微妙に上手い食レポはなんなの

エース「げぇ……やっぱモンスターって俺たちとは味覚が違うの？」

デュース「……かもしれないな、というか落ちている得体の知れないものを口に入れること自体殆どの人間はやらない」

ユウ「本当に食べて大丈夫かな…？」

貴女「どうだろうねぇ……あまりいい予感はしないけど…」

グリム「がっはっは！美味美味！

心配しなくてもオレ様はおまえ達とは違ってそんなヤワな腹をしてねぇんだゾ」

貴女「そーいう問題じゃあないでしょ……」

エース「もー後で腹下して泣いても知らねーからな」

デュース「さぁ気を取り直して、この魔法石を学園長に届けに行こう！」

漸く寝れる……はぁ

貴女「よし、じゃあ皆目を瞑って」

ユウ「え？」

デュース「？分かった、目を瞑ればいいんだな」

エース「は？帰るんだろ？何で目を瞑る必要なんかがあるんだよ」

グリム「なぁんでお前の言うことを聞かなきゃなんだゾ！！」

貴女「目を瞑って………ね？

じゃないとデュース君以外アンタらだけ置いて帰る」

そう言って言うことを大人しく聞いてくれた良い子のデュース君の手だけ取る

エース「あっはい目を瞑ります」

グリム「ほらユウも！早く目を瞑るんだゾ！」

ユウ「あっうん………」

うんうん、素直な子は好きだよ〜

貴女「それで良いんだよ〜………それじゃあ絶対に目を開けないでねぇ？開けた瞬間ソイツは即置いていくから」

よし、全員ちゃんと目を瞑ったね

【蝶の書斎(マリポッサ·エスクトーリオ)】

ユニーク魔法を発動して目の前に大図書館の空間に続く出入り口を出現させる

あまり魔法を見せたらアズール先輩に怒られるからねぇ………先輩の魔法だって珍しくて強力なのに