【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ2)

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1話~過保護タコオカン~ ページ2

入学式より数日前

貴女side

「起きてください、A」

貴女「んぬん………」

何か……せっかく楽しい夢を見てたのに、どっかから過保護タコオカンの声が………

「起きなさい！A」

貴女「……………オカン、まだ日曜……」

今日はまだ日曜…学校は明日で新入生が来る入学式は明明後日

まだ朝早いんだから起こさないでよー………

ｷﾞｼｯ

「誰がオカンですか……！いい加減起きないと服ぬがせて風呂の残り湯ぶっかけますよ…？」

再び意識を底に沈めようとしたら私の寝ているベッドが揺れて軋んだ

貴女「それは……駄目………」

私がそう言っても過保護タコオカンの手が私の寝間着のボタンを次々と外していく

……いったいどれだけ起きて欲しいの……？まだ休日だって言うのにぃ………

全てのボタンを外されて、声の主の手が直に私の体を撫で回した

……こしょばゆい…でも手ぇ暖かいからまた眠りそう……でもなぁ…

流石に残り湯をかけられるのはまずいので仕方なく目を開ける

…………過保護タコオカンのアズールの顔が物凄く近い所にあって正直寝起きにはキツイほど驚いた

だって、もうあと少しすれば鼻と鼻、くっつきそうな程だよ？…………寝起きにこのドッキリはキツいよ…

貴女「……………眠い」

アズール「はいはい、今日は確かに日曜だがだからって怠惰な日を過ごしては駄目だろう？」

貴女「うぅ………なぁに？今日は何処か出かけるんですか？」

アズール「よいしょっ……と、えぇそうですよ

式典の後にする歓迎会の準備の為、道具を買いに行くんです

だからほら、早く体を起こしなさい」

そう言いつつアズールが私の体を起こしてくれた

そしてそのままアズールに着替えさせられる

貴女「………寒い」

アズール「なら自分で着替えてください」

貴女「えぇ〜………」

アズール先輩の意地悪、後下だけなら下もやってくださいよ…

アズール「ズボンは駄目です、スカートを履きなさい」

貴女「分かってますよ……」

ズボンの時水被っちゃったら本当私の足が滅茶苦茶大変な事になるから……ね