【ツイステ】全てを知り全てを知らない人魚の少女 (ページ7)

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6話~代償を伴う彼女~ ページ7

フロイド「あれ？オレのせいでもあんの？」

ジェイド「フロイド、Aを寮まで走って追いかけていたでしょう？」

フロイド「あ」

無自覚だったんですか…タチが悪い……

ソファに座りジェイドの入れてくれた紅茶を1口飲む

ジェイド「どうやらここ最近Aが妙な視線を感じると言っていましてね

それについて話し合ってたんですよ」

アズール「………ほぉ？」

フロイド「それでさぁオレ昨日ずーっとAの傍に居たけど、確かにAの後誰かがつけてたよぉ

まぁAの目の前で絞めるのはダメだと思ったから手は出てないけどぉ」

アズール「それは良い判断ですよフロイド

もしAに近づく無粋な輩に忠告してるところをAにバレたら何を言われるか分かりませんからね

……さて、どうします？」

フロイド「えぇ？どうするも何も」

ジェイド「いつも通り忠告(・・)するに決まってますよ」

アズール「ですね……僕達の人魚に手を出そうだなんて、タダで済むと思ったんでしょうか

なんて愚かなんでしょう」

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次の日

貴女side

アズール先輩とウツボ先輩達、何か今日はいつもよりも早く出て行ってたけど

何か呼び出しでも食らったのかな

久しぶりに一人で登校していると道の先に尊敬する先輩を見つけた

貴女「リドル先輩ー！」

リドル「A、おはよう」

貴女「おはようございますリドル先輩！」

リドル先輩は今一番私が尊敬している人、性格が私とは正反対で真面目で厳格で、でも優しい人

性格だけじゃない、生活さえも正反対だからそんなリドル先輩の全てに憧れている

リドル「おや？……何時もの三人はどうしたんだい？」

貴女「私もよく分かんないですけど……何か、急いで今日は寮を出てましたよ？」

リドル「そう……なら、せっかくだから一緒に学校まで行くかい？」

貴女「やったぁ！一緒に行きます！」

朝からリドル先輩と会話出来て、しかも一緒に登校出来るなんて幸せだなぁ

貴女「あっ……そうだリドル先輩」

リドル「何かな？」

貴女「昨日チェリーパイ買ってきたんで、お昼一緒に食べません？」

リドル「ふむ……うん、そうさせてもらうよ」