【あんスタ】ロップイヤーヘアの猫と毒蛇な猫が拾われるらしい (ページ2)

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2話~ずっと二匹で~ ページ2

暫くして

あんず「結構綺麗になりましたね！！黒髪ちゃん、こんなに綺麗な毛並みで……」

まさにキューティクル、滅茶苦茶サラサラできる位綺麗な毛並みだった

しかも女の子

「フヴーッ」

あぁっまた赤紫色のの子に威嚇された…

何気に傷つく

英智「へぇ……この子達、Aと茨って言うんだね」

日和「ん？」

あんず「えっそうなんですか？」

会長の方を見ればいつの間に見つけたのか小さめのメモ用紙を手に持っていた

英智「うん、どうやら一応前の飼い主はこの二匹に名前をつけていたらしいね

でも何故か全然懐いてくれなくて、自身が拾う前から既にボロボロだったから手に負えず手放さなくちゃいけなかったらしい

………黒い子がAで赤紫の子が茨のようだ、まるで人間のような名前だね」

あんず「そんな…………」

会長の話す内容に、少し怖くなり小さく体が震えてしまった

前の人が拾う前からボロボロだったって……いったいこの子達には何が起こったの？

でも、そんなに前からずっと二人でお互いを守って来たって事になるよね………？

だから、この二匹はこんなにお互いを守ろうとしてるのかな

日和「そんな事より次は病院に行かせないとだね！！二人とも早く行くよ！」

あんず「はい！！……あっでも移動用のゲージが」

英智「そこは問題ないよ、予めここに来る時用意させておいたんだ」

そう言って会長はダイニングの机の上に指を指した

……あっ本当だ、会長準備いいなぁ

日和「なら早く二匹をゲージに入れさせないとだね」

あんず「はい………お、おーい……きみ達、何もしないから頼むから大人しくこのゲージの中に入って欲しいんだけど………」

未だにダンボールの中でこちらを静かに威嚇する二匹をゲージに入れさせようと抱っこする

ｶﾞﾘｯｯ

あんず「いった……！？」

英智「！大丈夫かい…？」

突然手に痛みが走り思わず二匹を抱えていた手を離してしまう

茨「フシャーッッ……！！」

貴女「………………」

相変わらずAちゃんの方は滅茶苦茶静かに物凄い目で睨んでくる……

そっとズキズキと痛みが残る自分の手を見れぼ血は出てなかったものの噛み跡だけ残っていた