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9話~合流出来ず終わる~ ページ10

それから数日間後







最終選別、最終日






空は明るくなっていて、とても清々しい涼しい風が微かに流れている




私はあの後音のする方へと向かい、助けた




そしてそのまま炭治郎とは合流出来ずにここまで来てしまった







最終選別が始まる時に集まった場所に来た






そこには既に炭治郎以外にカナヲちゃんと善逸、後は知らない目つきが悪い少年がいた



あの時助けた子は他の鬼にやられちゃったんだね……





良かった……善逸無事生き残れたんだね、でも何かブツブツ言ってて私に気づいてくれてないね?



そんなに私小さくて気づかれにくい?









貴女「カナヲちゃん!」




カナヲ「……!貴女…」




貴女「久しぶり、約束通り生き残ったよ!だからこれからは私はカナヲちゃんの友達って名乗るからね!」







蝶々を眺めるカナヲちゃんの元に行き手を握って話し掛ける




私の事覚えててくれてた!





貴女「改めて自己紹介するね?私は王生Aって言います、多分歳は近いし同性だからこれからは仲良くしてください!」





カナヲ「え?あ………よ、よろしく…?」




貴女「うん!宜しくねカナヲちゃん!私の事は下の名前で呼んでね」





そう言うとカナヲちゃんは頷いてくれた



初めての同性のお友達だ!嬉しい……!






あっそろそろ善逸に話しかけないと、あの時殆ど押し切って離れちゃったからね







善逸「死ぬ死ぬ死ぬ…無理だわ、今度こそ絶対死ぬわ」




貴女「大丈夫?善逸」






善逸「あぁもうほら、Aちゃんの幻覚まで見えてきたじゃんやっぱり俺もう死ぬんだ……





え?Aちゃん?」







ブツブツ何かを呟き続けている善逸の背中を叩いて声を掛ける




幻覚って……






貴女「幻覚じゃないよ、ちゃんと此処に実体があります





よく頑張って生き残ったね、善逸」




149cmの私よりも高い所にある善逸の頭を撫でる




善逸「………Aちゃ………っっもう好き!!惚れた!ねぇ本当に俺と付き合おう?!絶対に幸せにするからさ!!」





貴女「善逸、君そればっかりだね?それは本命に言ってあげなよ




善逸から言われたら絶対にその子一発OKすると思うよ」






善逸はちゃんと強いし格好良いんだからもっと自信もった方がいいのに






善逸「Aちゃん………」








「A!!!!」

10話~二度目の合流~→←8話~大きな轟音が響く~



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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年8月10日 11時

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