21話~炎柱様との合流~ ページ22
「えぇ?そーうーなーのー?」
貴女「はっはい!」
男性の言葉に私に確認を取ってきたお姐さんに思わず高速で頷く
すると、仕方ないなぁと言って皆私から離れて解放してくれた
「では行くぞ!!取った宿はこっちだ!!!」
貴女「え?あっはい!」
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inどっかの宿
男性…基、炎柱様が取ってくださった宿について何故か今、向き合って正座している
何だろう……この人何処見てるんだろう
いや、うん…私も結構目が虚ろで何処を見てるのか分からないって偶に師範に言われるけど
でもこの人程じゃないとたった今、この人には悪いけどそう確信した
「よもやよもや!!先程は直ぐに見つけられずにすまなかった!」
貴女「え?あぁいえ……助けて下さりありがとうございました
何分私一人じゃ抵抗しきれなかったので」
煉獄「気にするな!!
ふむ、そういえば自己紹介するのを遅れたな!!
俺は煉獄杏寿郎!!!炎柱で今回君と合同任務させてもらう!!!!宜しく頼む!!」
わぁ…自己紹介でここまで大声になる人初めて見た
凄い熱いなぁこの人
貴女「王生Aです、この前の最終選別で隊士になった新入りです
初任務なので足を引っ張るかもしれませんが宜しくお願いしますね」
煉獄「うむ!!」
良さそうな人でよかった……
煉獄「取り敢えず我々は次の鬼の襲撃日までここで待機だ!
つい昨日襲撃があったらしい…鬼の正体や異能の詳細も知らない今無闇に突っ込むのは得策ではない!
心苦しいが次の襲撃日まで待つしかない、分かったな?」
貴女「はい」
大尉が言うには三日に一度、つまり昨日襲撃したばかりなら低確率で今日襲撃してくることは無い
だから明日か明後日ってことになるのか
……え?それまでこの花街の下宿屋で待機?
ま、まぁ近況が近況ですし仕方ないよ…ね……?
ここに滞在する間外には出ないでおこう、私が外に出たらカモになるだけだろうし
グウゥゥゥゥゥ〜……
貴女「…………」
煉獄「…………」
貴女「…………」
煉獄「……よもや!!!」
あぁ、今の音……炎柱様のお腹の音だったのか…
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年8月10日 11時