20話~お姐様方に弱い雲~ ページ21
ガヤガヤ
ワイワイ
カンカン
カランコロンカランコロン
貴女「ガッツリ花街じゃないですかーっ!?」
大尉に着いて行って着いた場所は嫌な感があたりまさか何と見事に花街
丁度夕刻だからなのかそこら中に人が賑わい、芸妓やらの下駄の音や店から聞こえてくる人の楽しそうな声で
ここら辺一体が埋め尽くされている
な、慣れろ……慣れたら目は回らないから…大丈夫大丈夫
というか炎柱って言ってたけど…何方だろうか
生憎私は新期生だから水柱のお二人以外どんな人なのか知らない…
「あら、貴女見かけない顔ね…新入りさんかしら?」
「まぁ!目の色が左右で違うなんて珍しいわ…綺麗ね!」
「新入りさんじゃないのなら…もしかしてお客さん?」
貴女「あわわ……」
「ちょっと〜?一気にそんな囲んじゃったら混乱しちゃうでしょう?
ねぇねぇ、一旦足休めにうちの所においでよ〜」
かっ囲まれた…道行く綺麗なお姐様方に囲まれてしまった…
この人達、廓言葉じゃないとすれば芸妓さんたち?
どうすれば良いのかとあたふたしている間にも服やら背中を掴まれて押されて店へ連行されかける
「軽っ?!…えっちゃんとこれ食べてる?」
「すぐ動いたよこれ、アンタ体重幾つなのよ…」
貴女「あはは……あ、あのですね…」
そろそろ解放してくれませんか…?任務が……炎柱を待たせてるかもしれないんです…!
「何が好きー?うちん所はなんでもあるよ〜」
貴女「あばばば……!?」
近い!体と体の距離が近い!!ちょっ恥ずかしいって
見てるこっちが恥ずかしいよ!だから離れて…!一刻も早く離れて下さいっ!!!
あっ因みに好きなのはカステラとハンバーグと師範の淹れるお茶だよ
「さぁさ!寄っといで寄っ((「あぁ!!その子を連れて行くのはちょっと待ってくれないか!!!!」
!誰よアンタ……あら、良く見なくても良い男ね」
天の救い?!
あともう少しで入店させられそうになったところを何処からか男の声がかかり呼び止められる
「すまないがその子は俺の連れでな!!勝手に連れていかれては困るんだ!!!」
ってこの人の格好…よく見たら隊服?
も、もしかして連れってことは……
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年8月10日 11時