12話~お友達の所に寄る~ ページ13
被せられていた紫色の敷物を引いて、台に乗せてある玉鋼の説明をする黒い方の童
どうやら自身の勘で選ばなければいけないらしい
どれも同じに見えるけど………これは本当に勘任せなんだろうね
貴女「…………なら、私はこれにしようかな」
炭治郎が何かに気づいた顔をして玉鋼を選んだ、その後に私も一つの玉鋼を手に取る
何故だかこれだけ音が聞こえるんだ、本当にほんの僅かだけど
静かな水脈のような、流れる音が
だからこれにする
「では次は隊服の寸法を測らせてもらいます、どうぞ此方へ」
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寸法を測るのも終わり、隊服を貰いそれぞれ帰路に着くことになった
善逸、最後まで泣き喚いていたけど大丈夫かな?
あの様子じゃじいちゃんって人の所に行くまでずーっと泣きわめいてるね
……取り敢えず私も師範の所に戻ろうかな
竈門「あっAー!!」
貴女「……ん?炭治郎?」
竈門「A!良かったらこれから俺の所に寄っていかないか?
俺もこっちの道なんだ!」
貴女「え?でも急にお邪魔していいの?」
竈門「あぁ、鱗滝さんならきっと良いって言ってくれるはずだ!
それに、正直身体が重くて誰かに肩を貸してもらいたいんだ
駄目か?」
貴女「まぁ炭治郎ボロボロだもんね、その様子じゃ支給服すら重い感じかな?
良いよ、でも身長が足りないから支給服を持たせてもらうけど」
炭治郎から隊服が入った鞄を受け取り反対側の肩に掛ける
炭治郎は今では木の棒を杖代わりにして歩いてる状況、結構身体を酷使したんだね
竈門「それに、鱗滝さんの所には今錆兎達が居るんだ!会いたいだろ?」
貴女「!それも……そうだね、ありがとう炭治郎」
竈門「まだもうちょっとだから、頑張ろうな…!」
貴女「炭治郎が頑張りなよ?」
あ、後で師範にお友達の家に寄ってから帰るって文を出さないと
大尉、場所わかるかな?一応説明はするつもりだけど
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年8月10日 11時