【テニプリ】転生トリップしたけど原作知らないし生まれる家間違えたかもしれない少女の人生記２ (ページ40)

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88話~完璧超人かドジっ子か~ ページ40

名刀(なち) A

古くから日本に存在している由緒正しき名家であり、日本を代表する一族とも言えるその名の影響力は計り知れない

彼女はそんな名門“名刀家”の一人娘

世間では一人息子だが、その実父親の趣味と思考によって男生を命じられ演じている生粋の苦労人

口調と性格は同学年の俺たちに比べてはるかに落ち着いていて丁寧、それでいて年相応のお茶目っ気さもありとても元気な可愛い子

彼女の笑顔だけを見てきた皆からしたらそんな苦労など梅雨知らないだろう

その実、Aはそんな闇を気取らせないほど毅然としていて高尚で、皆の憧れだ

成績優秀、眉目秀麗、文武両道

大人相手に喋らせれば大人を逆に黙らせる程頭も口もよく回り、知略ゲームをさせれば基本勝ってしまう

文句の言いようがないほど、絵に書いたような優等生であり天才肌

だがそんなAにも弱点はある

日吉「おいA、アレやったか？理科の宿題の…」

貴女「……あーコイル？それならもう昨日先生に提出しといたけど」

日吉「馬鹿野郎それは違う、俺が言ってんのは虫…」

貴女「あー！もしくはあれかな？気温の！温度計の！！」

日吉「……虫」

貴女「ア"ーーーッ！！ア"ーーーッ！！！！」

日吉「虫の観察」

貴女「やめろってば若！！ねぇ！？知ってて君してるだろ！？わざとだろ！？」

日吉「うん」

貴女「ちきしょう正直だな！！いいと思う！！！」

だいの虫嫌い

そう……Aは大の虫嫌いなんだ、それもありんこ見ただけでもその場で飛び跳ねては次の瞬間にはものすごい足の速さで逃げてる

体質のせいで体力とかが無いくせに

やたらと身体能力が高いせいで全然追いつかない

あとは飲み物を飲むのがド下手くそ

高確率でむせるよ

貴女「ッゲホッ！！！ゴホゴホッッゴフェハッ！！」

御庭「きゃあ！？ちょっAちゃん大丈夫！？！」

長太郎「きゅっ救急車ーーーー！！！誰か救急車ー！！」

日吉「原始的だなおい、むせただけで慌て過ぎだろ」

貴女「きみはすこしドライがすぎるんじゃない…？」

日吉「通常運転だ」

貴女「た、確か……に…」

長太郎「ほっ保健委員！！AがっAが死んだーー！！」

日吉「いやだから落ち着けよ、死んでねえし保健委員は御庭だ」

長太郎「あっ」