70話~燃える所が違う~ ページ22
次の日
《続いては、幼稚舎2年生による演劇です
Aパートの子達は舞台裏へ集合して下さい、観客の皆様はどうぞそのまま続けて着席をお願いします》
「ドキドキするねぇ…Aちゃん達の袴と軍服めっちゃ似合う!!」
「違和感がない…俺はタイムスリップしたのかな?」
「何言ってんだお前」
貴女「あはは……にしてもとうとう本番か〜」
日吉「死に物狂い(割とガチ)で練習してきた成果、見せてやろう
そんで他の学年より評価されて優勝するんだ!これぞまさに下剋上」
長太郎「日吉好きだね下剋上、でもそうだね!
みんなで頑張ったんだもん!表彰されないと無意味だもんね!!」
御庭「ふふふ…この日の為にお母さんには最新ビデオカメラを用意させたのよ……Aちゃんと鳳君の素晴らしき姿を収めなくては…!!」
貴女「なんか怖いよ?ハルちゃん」
次々と出し物が終わっていく中、とうとう私達の番
今年で幼稚舎学芸会が最後の月光さんが見てくれている
それ+侑士兄さんと謙也兄さん、こーくんが来てくれているんだ…絶対に成功させんといかんよね!!
頑張らんと!
貴女「これ終わったら月光さんの最後の晴れ舞台をみるぞ…おー…!!」
日吉「先生、一人違う理由で燃えてる奴がいまーす」
先生「おう集中しような名刀〜」
おっといけない、私とした事がつい気がそれちゃったね
カーテンが降りてステージの灯りが消えて真っ暗になる
若と一緒に顔を見合わせて頷きあい、橋の舞台セットの上に移動してお互い向き合う
日吉(……A、お前は今から紅葉だ
やる事は分かってんな?)
貴女(勿論だよ若、君こそ天花寺……私の愛する人だということを忘れないでよね)
日吉(フッ……当たり前だ)
《それでは、2年生Aパートから
“蛍橋と恋文”
どうぞ》
ヴーッ
ブザーがなりステージに灯りが着く
カーテンが完全に上がり、私の視界から見えるこの世界は
劇の中だ
天花寺『そこのお嬢さん、ここ最近付近は物騒ですよ
危険ですので家までお送りしましょう
私は天花寺と言うものです、貴女は?』
紅葉『!…まぁ……ご丁寧にありがとうございます優しい軍人さん
紅葉と申します』
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サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年6月19日 23時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2021年3月3日 22時