46話~強化班長食満留三郎~ ページ47
食満留三郎side
食満「勘右衛門、喜八郎!囲のまわりに好きなだけ罠を作っていいぞ!……あっでも保健委員が引っかからないようなところにしてくれ
兵太夫、三治郎、平太も手伝ってやってくれ」
「「「はぁーい!」」」
強化班……村近辺に囲いを作ったり、逆茂木を固定したり、調達班からの物資で守備や攻めの体制を強化する為の班
そこの班長を任されたわけだか……このメンバーは確かに小手先が器用(過ぎる)な奴らが集まっているが
どうにもやりづらい……村の地図かなにかでもあれば助かるんだが
報告にあった新しい甘味屋がある大通り沿いから真っ直ぐ何個もの分かれ道や脇道、小路、川近くに続く道や……
兎に角、小さな村にしては入り組んだ複雑な作りなっている
その上周りは村を覆い隠すように林や山に囲われていて自然と共存している印象だ
……成程どうして、だな
この戦乱の世にどうしてこうも物資も潤沢していて敵に攻め入られた形跡が滅多に見られない訳だ
後で長次にこの村の歴史について調べて貰うか
田村「せんぱーい!!食満留三郎先輩!」
食満「ん?なんだ三木ヱ門、ユリコはどうした?」
遠くから虎若と一緒に良い射撃場が無いか探してもらっていた三木ヱ門が駆け足で何かを引っ張りながら駆け寄ってくる
引っ張っていたのはいつものユリコではなく……
田村「ユリコは虎若に念を押して任せてきました、それよりホラ!助っ人連れて来ましたよ!」
食満「助っ人…?」
貴女「…こ、こんにちは…?」
宝石の様な、綺麗な色の違う双眸に光加減で紫色にも見える瑠璃の長い御髪……この村に着いた時に出迎えて下さった依頼人だ
三木ヱ門の後ろから戸惑い気味に笑って俺を見上げる彼女はとても小さく、本当に一個下なのかと思うほど可憐だった
食満「貴女は確か……」
貴女「Aです、半戸A……えと、今回の依頼者ですね」
食満「あ、あぁ……私は食満留三郎です、よろしくお願いします半戸さん」
貴女「はい!あっ私の方が年下ですから楽にしていただいて大丈夫ですよ?」
食満「……分かった」
47話~方位四神の名に沿って~→←45話~普段はおバカなのに~
150人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時