44話~あの見た目で短期戦~ ページ45
今福「Aさんほらほら!はやくしないと鬼になっちゃいますよぉ〜!」
伝七「ちょっま、喜三太!!ナメクジ手に持ったままこっち来るな〜!!!」
貴女「わわっ…しょ、庄左ヱ門君!?」
黒木「行きましょAさん!!」
金吾「ぎゃぁぁ!!喜三太ぁぁぁ!!!?!」
庭の方から一年生達と半戸さんが賑やかに鬼ごっこしている声が聞こえてくる
相変わらず忍たま一年は呑気だな
荷物をまとめ終わり、場所は変わって予め班分けしていた通りに各班それぞれの拠点に分散し、実働班と彼女の護衛役となった私は
半戸さんの家に上がらせてもらい作戦会議を始める
一年生たちはまだ難しい話が出来ないのと、確実に一年は組パワーで話が脱線する未来しか見えないので半戸さんに相手を頼む
山田「それで半助、今の所そっちで決まっている作戦事項はあるのか?」
土井「いえ!それがまっっったく!!」
山田「んだぁッ!?……おいおい、そんな笑顔で言うことじゃないだろう;;;」
土井「すいません……あぁでも一つだけ既に決まってる事はあります」
利吉「それは?」
聞き返すと、何故か土井先生は私を見てごめんねって苦笑いして、庭で走り回ってる半戸さんに目を向けた
外から差し込む日差しが蝋燭も灯されていない室内に影を作りながら眩しく彼女を照らす
な、なんだ?やけに嫌な予感がするが………
土井「半戸さんは戦中、この村の戦力の一つとして戦場に参加してもらうことになった」
利吉「………は…?」
山田「おい待て、それは……」
土井「これは決定事項です、半戸さん自身も承知済みですから」
山田「彼女は普通の少女だ、戦では無力だろう?何故そんな子を参加させるような真似を……お前らしくもない」
土井「半戸さんは強いので多少無茶しても大丈夫なんです、長期戦は向いてないですが…」
利吉「?彼女は何か訓練で設けてたんですか?」
土井「あーいやね、訓練というより、幼少期に祖父に山にサバイバル生活を強いられて
元より常人以上に身体能力が高いから
割と……うん、ホントに割と戦えるんですよあの子、長期戦に向いてないだけで」
山田「……そりゃ、また随分と大胆な祖父だな;;;」
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ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時