43話~本当はもっと賑やか~ ページ44
土井「お待ちしてました!!取り敢えず拠点に向かいあらかた必要な荷物をまとめて置いたあと班わけで各仮拠点に案内します
小平太、君は先に救護班用の所に向かってくれ
乱太郎と勘右衛門がいるが多分間に合わないだろうから手伝ってあげなさい」
七松「はい!!」
土井「あぁそれと!調理班にも到着したと伝達するように!!」
七松「いっけいけドンドーーーン!!!!」
貴女「わ、私の役目……」
分かっているのか分かっていないのか……いやあれで彼は聡明な所があるから大丈夫だろうが、一人で土埃を上げながら走っていく後ろ姿は不安だ
自分のお役目を取られた…と涙目になっている少女と、小平太を見ながら苦笑いでその子の頭を撫でる土井先生
仲良くなるの早すぎはしないか?
あっいやでも、土井先生は昔からの行きつけだからおかしくは無いか
貴女「うぅ……活躍の場がぁ…」
土井「あはは、ごめんごめん;;;」
利吉「土井先生」
土井「?あれ、利吉君がいる」
利吉「……実はかくかくしかじかでして」
土井「成程、学園長から…」
利吉「んだぁっ!?」
ドテッ
だ、だから……園田村の時も思ったけど何でこれで通じるんだ!?
あと何かせめて鹿と角行のパペットについてツッコンで欲しい
土井「急にどうしたの?利吉君」
利吉「い、いえ……やっぱり通じるのか…;;;」
貴女「びっくりですよね、何で伝わるんだろ?」
利吉「ホントに」
まさかの少女も同じこと思ってた
山田「それじゃあ案内、頼んだぞ」
土井「えぇ、行きましょうか半戸さん」
貴女「はい」
そして土井先生と少女を先頭に、酷く静かな村の中を歩き始めた
きり丸「やっぱ人いねぇな〜」
福富「んねぇ、匂いは残ってるのに人の気配全然しないや」
「そういえば二人はこの村に前に来たことあったんだよね?」
福富「うん、その時もこんな風に静かだったよ」
反物屋、簪屋、扇屋
……本当に色んな店が出ているというのに何処も営業しているという雰囲気がない
生活感があるのに、何処か荒廃的で少し恐ろしいな
貴女「……怖いですか?」
利吉「え?」
貴女「……本当はこんなに静かじゃないんですよ」
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ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時