42話~小さくも強い存在~ ページ43
そして全生徒、手の相手いる教師を引き連れいよいよ出発
拠点となる村は忍術学園お抱えの村らしくここからそう遠くないらしい
一度行ったことがあるというきり丸としんベヱ曰く本当にすぐ近くで、よく土井先生が休みが出来たらそこに少女に会いに行ってるんだとか
暫く歩けば本当にすぐ目の前に村の入口らしき柵が見えてきた
柵の真ん中には、一人の小柄な少女
日の光で紫色にも見える瑠璃色の長い髪に、遠くからでもわかる色の違う綺麗な双眸
襷をかけた袖から露出している日焼けも知らなそうな白い肌
言わずもがな
貴女「……お待ちしておりました、忍術学園の皆様
この度はご依頼、承って頂き誠にありがとうございます
私が依頼主の半戸Aと申します
早速ですが拠点として用意させていただいた集会所にご案内させていただきます、私の家のすぐ裏に設置いたしました
ひとまず、そこで休憩なさって下さい」
この子が、私が守るべき少女
頭を深々と下げ丁寧に村の中を案内してくれる
その足取りは確りとしていて真っ直ぐ歩いている
心細く恐怖で不安に苛まれているだろうに、それを一切感じさせない勇敢さと心強さ
……あぁ、彼女は本物だ
本当に、心優しく守らなければならない正しい人間
山田「引率代表の山田伝蔵です、この度はこのような事態に巻き込んでしまい申し訳ありません…」
貴女「いえ、頼んだのは私ですから謝られるのはお門違いってやつですよ
むしろ土下座までして謝らなければならないのは此方です」
タッタッタッ
土井「山田先生ーーー!!!皆ーー!」
七松「やぁっと来たか!!遅いぞーー!!」
山田「!半助、小平太!?」
何故か向こうの方から走ってやってきたのはとびきり笑顔の土井先生と小平太君だった
な、何でそんなに上機嫌……こんな状況で…?
貴女「あっ土井さん!七松さん!!駄目じゃないですか店番はどうしたんですか?!」
土井「あっご、ごめんなさい半戸さん!一人で皆を待つって君が言うから心配で……」
七松「私も同じく!!」
貴女「もー!」
43話~本当はもっと賑やか~→←41話~山田家遭遇よりも前~
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ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (2023年5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (2023年5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (2023年5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (2023年5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時