30話~しょせんともろいずみ~ ページ31
皮膚や髪が焼けた臭いと酷い死臭、木材や建物の焼けた臭いが充満し見ずとも何があったのか分かるほど悲惨な光景
土も灰と赤黒く変色した血でどす黒いものに変わっている
七松「これは……まさか黒幕は態々ここの抜け穴を開通する為に…!!
罪も何も無い村を焼き払ったのか!!?!」
貴女「……丁度、あの甘味屋が出来る直前でした
周りは急勾配で慣れていない者からしたら危険な崖や渓谷がある村でしたから、皆敵も攻め込むまいと思っていたのでしょう
平和で賑わってたんです
私の友人もこの村に住んでいて、死にました
この村を収めてる領主…シロオニタケ城の城主は最近怪しい動きをしていると村民からも口々に言われていて……
ある日、あの日、ある時、あの時
突然、この村に戦火が放たれました」
まさかこの村に通じてるだなんて思いもしなかった、嫌な予感は当たっていたけれど
何故この村が態々燃やされなければならなかったのか、何故わざわざこの地を選び私のいる村の人々を攫ったのか
度し難い、理解に苦しむ……!!!
土井「シロオニタケ城って……今戦中の城じゃないか!!」
七松「確か相手の城は……!誰だ!!!」
シュッ
「おわぁっちょ、ちょっと待て!!!待って!!」
突然七松さんが茂みの方を睨み苦無を投げると慌てたように茂みから人が出てきた
あれ?この人……
土井「!お前はっ」
「気を緩んだ私のミスだがそう警戒するな!私は別に貴様達に用があった訳では無い!!」
貴女「……あの時の忍さん?」
茂みから出てきたのは
何時ぞやに、大量にお団子を買っていかれて私がじっさま直伝のお茶を渡した時の忍者さんだった
殺気を感じ無かったから気付かなかったけど……でも相変わらず敵意を感じない優しい声だ
「……お久しぶりです、この間のお茶のお礼をと思って来てみれば…何ですかこの状況は?」
土井「それを聞きたいのはこっちなんだけど?
タソガレドキ忍者の
諸泉「な!?
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ラピ(プロフ) - 元薺(サイ)だった者さん» 返信ありがとうございます!今後も楽しんで読ませて頂きます (5月5日 10時) (レス) id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - ラピさん» おっと早速カプの組み合わせに選択が…!コメントありがとうございます!ぜひ今後とも楽しんで読んでいって下さい! (5月5日 1時) (レス) id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
元薺(サイ)だった者(プロフ) - 加茂&夏油の嫁さん» わぁコメント!ありがとうございます!!少し遅くなると思いますが頑張りますね!! (5月5日 1時) (レス) @page30 id: 5a1541447c (このIDを非表示/違反報告)
ラピ(プロフ) - 小平太と夢主ちゃん楽しそうだな〜(遠い目)土井先生と夢主、勘ちゃんと夢主のカプありですね (5月4日 22時) (レス) @page33 id: 1d36f8c737 (このIDを非表示/違反報告)
加茂&夏油の嫁(プロフ) - 神作者様…めちゃくちゃ面白いです!更新頑張ってください! (2023年4月27日 2時) (レス) @page12 id: ef07d69be6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2023年4月26日 22時