今日:11 hit、昨日:0 hit、合計:14,073 hit
小｜中｜大
『しらない！！しらない！』
『わたしっただ……すきで…』
『わたしっなにもしらない…！！』
目の前を囲む大勢の巨大な人間達に放った言葉
キラキラチカチカと光るカメラが怖くて、大人達のがめつくてネタが零れないように必死に私の事を見る大人達の目が怖くて
質問されたり、投げかけられた言葉が攻撃に見えて
ただ、ただ
好きで、自由に自分の視界、思考、世界を作ってただけなのになんであんな追い詰められなきゃいけないんだって
怖かったな………
貴女「……壁山君の高所恐怖症は、私にとって評価です
形になった評価
贅沢とかそんなの知りません、分かりません
勝手に付けた評価に、勝手に嫉妬して、勝手に盛り上がって、勝手に残念がる
んなもんクソ喰らえです」
もう何もかも分からなくて、怖くて、嫌で、虫酸が走って
一度や二度じゃない、何度も私が作った作品を壊したし破いたし、ゼロにしてまた一から作り始めた事もあった
暗い部屋の中で上がる息と震える体を無視して、父が止めるのも振り払って家に置いてあった私の子達を全部台無しにした
そのあと、途端に悲しくなって、虚しくなって
豪炎寺「A、A……落ち着け、大丈夫だから
な？A、俺達はそんな事しないしお前が嫌がる事は絶対にさせないって知ってるだろう？
A」
頬に手を当てられて顔を上に上げられると、目の前には何時もの優しくて、どこか面倒見のいい保護者かって言いたくなるほど
柔らかい目をした二人がいた
きっと今の私は酷い顔をしてる、のに二人は対照的にとても穏やかで落ち着いた顔
風丸「もし嫌な事があったら、されたら円堂か俺か豪炎寺にでも言ってくれ、な？
絶対に止めさせるから」
豪炎寺「A、な？大丈夫だから」
そんなに怯えるな、と
そう言って先輩が私の腕を引いて修也先輩の腕の中に収まる
……私の怖いもの
目……そう、目だ
冷たくて、息苦しくて、怖くて
そうだ……あの目だ、あの
貴女「………先輩…」
ｷﾞｭｯ
豪炎寺「…………」
風丸「…………」
71話~怖いものはあの目~ ページ23
目の前を囲む大勢の巨大な人間達に放った言葉
キラキラチカチカと光るカメラが怖くて、大人達のがめつくてネタが零れないように必死に私の事を見る大人達の目が怖くて
質問されたり、投げかけられた言葉が攻撃に見えて
ただ、ただ
好きで、自由に自分の視界、思考、世界を作ってただけなのになんであんな追い詰められなきゃいけないんだって
怖かったな………
貴女「……壁山君の高所恐怖症は、私にとって評価です
形になった評価
贅沢とかそんなの知りません、分かりません
勝手に付けた評価に、勝手に嫉妬して、勝手に盛り上がって、勝手に残念がる
んなもんクソ喰らえです」
もう何もかも分からなくて、怖くて、嫌で、虫酸が走って
一度や二度じゃない、何度も私が作った作品を壊したし破いたし、ゼロにしてまた一から作り始めた事もあった
暗い部屋の中で上がる息と震える体を無視して、父が止めるのも振り払って家に置いてあった私の子達を全部台無しにした
そのあと、途端に悲しくなって、虚しくなって
豪炎寺「A、A……落ち着け、大丈夫だから
な？A、俺達はそんな事しないしお前が嫌がる事は絶対にさせないって知ってるだろう？
A」
頬に手を当てられて顔を上に上げられると、目の前には何時もの優しくて、どこか面倒見のいい保護者かって言いたくなるほど
柔らかい目をした二人がいた
きっと今の私は酷い顔をしてる、のに二人は対照的にとても穏やかで落ち着いた顔
風丸「もし嫌な事があったら、されたら円堂か俺か豪炎寺にでも言ってくれ、な？
絶対に止めさせるから」
豪炎寺「A、な？大丈夫だから」
そんなに怯えるな、と
そう言って先輩が私の腕を引いて修也先輩の腕の中に収まる
……私の怖いもの
目……そう、目だ
冷たくて、息苦しくて、怖くて
そうだ……あの目だ、あの
貴女「………先輩…」
ｷﾞｭｯ
豪炎寺「…………」
風丸「…………」
72話~野生中対戦試合当日~→←70話~天才とか天賦の才とか~
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
いち - 続きが楽しみです！！更新待ってます！！ (10月11日 11時) (
レス) id: d1245ffa06 (このIDを非表示/違反報告)
夢プリン(プロフ) - 大鷲かっこいい…！！！戸田とか源田とかとの絡みも新鮮で最高です！！ちょっとマイナー気味なキャラばっかり好きになるんで好きな小説になかなか出会えなかったけどこれどストライクです！！！応援してます！ (6月19日 20時) (レス) @page35 id: 0c2c417461 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2022年12月12日 20時
