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四十一話~二人の記憶は~ ページ42

in探偵社









探偵社に戻り医務室に未だに目が覚めない二人を運んで与謝野先生?に任せた







オフィスでは残ってるのはもう僕と太宰サンと国木田さんだけだった








僕はソファに、太宰サンはデスクの椅子をソファの横まで持って来てグデ〜ッと座る




国木田さんは未だに仕事をこなしている






流石だなぁ国木田さん








貴女「はぁ………」




太宰「はぁ…………」







国木田「…………どうしたお前ら、何時もならコントをしてるのに今はそんな気力がなさそうだな」




貴女「コントしてませんし、そんなに僕太宰と仲良くないですよ国木田さん…



僕と太宰をセットにしないでください………」






太宰「Aちゃんその発言何気に酷いよ…!私の心が傷付いた………」





貴女「勝手に傷ついとけ………あっやべ」





太宰「Aちゃん?!」







国木田「そのやり取りも、最早恒例化しそうだな





どうした、矢張り何時もより気迫が足りてないぞ?」








こんなのと何かを恒例化したくないです……







太宰「う〜ん………そうだ国木田君、今日は先に上がっていいよ〜





私とAちゃんはどうせ同じ家だし、これからまだやらなきゃいけない事があるからね〜」






貴女「あ〜……確かに、そう言えばそうだった




国木田さんお疲れ様です、明日なにか手帳のお礼をしますね〜………」






国木田さんが居ると話し合いにくいからね…ごめんよ国木田さん







国木田「な、何だ?…………取り敢えず確かにそろそろ時間だから俺は帰るが……




あまり長居はするなよ、体を冷やす」





貴女「はぁい……」




太宰「お疲れ様〜国木田君〜」






ガチャッ



バタンッ







事務所から出ていく国木田さんを二人でグデ〜ッとしながら見送る






国木田さんの姿が完全に見えなくなってドアの奥から国木田さんの気配がなくなってから話し始める




勿論グデ〜ッとした姿勢のまま









貴女「………貴方を下ってそうな芥川さんが僕を知っていたという事は



普通太宰サンも僕の事を知っていて当然ですよね〜?」





太宰「だけど私はAちゃんの事を一切知らなかった………それに芥川君の発言から見るに






どうやら私とAちゃんは確り対面した事があり友人の関係だったという推測も出来る」








貴女「……なんで覚えてないんでしょう」




太宰「なんでだろうね…………」

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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年1月15日 1時

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