二話~死にたがり二人が~ ページ3
中島「はぁ…っはぁ……」
貴女「………」
……人からお金を巻き上げるつもりが、結果的に人命救助してしまった
しかも………
「…」バチッ
二人「「うっ?!」」
流されてた男が急にギョロっと目を開けた
いっ生きてた…
中島「川に流されてましたけど……大丈夫ですか?」
「………助かったか…ちぇっ」
ちぇって言ったな今この大人
なんだ、この大人僕と同類か
そう言えば僕も敦に助けられたとき舌打ちしたなぁ…いやぁ懐かしい懐かしい
「君達かい?私の入水を邪魔したのは」
中島「僕はただ助けようとしただけで………え?入水?」
貴女「……自 殺だよ、水に飛び込んで死ぬ自 殺
ほら、僕が前に試してたやつ」
中島「あっあれかぁ……え?!」
「そう、私は自 殺しようとしていたのに…それを君が余計なことを……ってちょっと待って
君、そこのお嬢さん」
ギュッ
あ
貴女「ヒィッ?!ちょっ何ですか…?!」
男と目が合ったとたん突然手を握られ、なんか…こうキラキラした何かを醸し出しながら見つめられる
やっぱりこの大人にはもう触れたくない!何も見えなくなる!!
何時も見てた視野が急に狭まった……おぇぇ
いやまぁ視力が良いままなのは変わらないけど
「なんと可愛らしいお嬢さんなんだ!夕日に照らせれて輝く金色の髪はまるで繊細な絹のようだ!そしてこの肌!陶器のように美しく滑らかで張りのある綺麗な肌……前に試してたということは……私とも入水してくれるのかい?」
マシンガン……
貴女「てっ………丁重にお断りさせていただきます…てか手を離して」
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年1月15日 1時