十二話~視界酔いは辛い~ ページ13
怪奇ひしめくこの街の
変人揃いの探偵社
中島「……………………?」
これより始まる怪奇譚
これが先触れ、前兆し……
却説…
中島「……あれ?僕は…………」
敦は横になっていた体を起した
貴女「敦」
中島「?」
太宰「変身中の記憶はなしかい?」
中島「…何のことです?」
ん?あれっ??
貴女/太宰「「あっでもまだ右手に残ってる」」
太宰サンと一緒に敦の腕を指差す
敦はソーッと指を差された腕を見る
中島「右手?
えっえええええーーーーー?!?!?!なに?!なになになになに?!!?
なにこれなにこれなにこれなにこれなんだなんだなんだ?!!?!?!」
中島敦__異能力【月下獣】__
まだ虎化したままの右手を見て理解しがたいのか混乱して腕を振り回す
かっ可愛い………
太宰「中島敦!!」
中島「!!」
太宰「これより君達は私達の仲間になれ」
中島「…?」
貴女「………」
太宰「今日から君達は、武装探偵社の一員だ」
中島「………はい?」
貴女「…はぁ」
胃が痛い…あっ寒すぎて力んでるからかな?
____________________
in太宰の家
貴女「…………」
太宰「…………風呂、入る?体冷やしてるでしょ?」
貴女「あっはい……」
あの後、敦は気絶
何故か探偵社員の皆は僕を何処に泊まらすか、という良く分からない事を話し合っていた
……えっ別に僕敦と同室でも良いんだけだ…
って云ったんだけど、無視された
んで、最初は国木田さんの所だったんだけど太宰サンが彼を丸め込んで
何故か太宰サンの家になった
国木田さん…
数十分後
貴女「……あがりましたよ」
太宰「!温度どうだった?」
貴女「……えぇ、まぁ丁度良かったですありがとうございます」
風呂から上がれば太宰サンはソファに座ってゆっくりとテレビを見ていた
太宰「あれ?…ふふっ髪まだ拭けてないよ?おいで」
貴女「いや、良いです…これ以上アンタに触ると本当に視界酔いしそう」
太宰「あっだからさっきからずーっと変に距離感覚空いてるんだね」
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作者名:元薺(サイ)だった者 | 作成日時:2020年1月15日 1時