6話~なりたいのは海軍~ ページ7
コビー「……でもいいんです、慣れてるから」
ゲンコツされた頭を抑えて泣きながら控えめに笑うコビー君
手で抑えてるコビー君の頭をまた撫でながらしゃがんで目線を合わせる
貴女「いやそれ慣れちゃ駄目じゃね？
それにあのね？コビー君」
ルフィ「出来るかどうかじゃない、なりたいからなるんだ」
コビー「………！？」
ルフィ「海賊王になるって俺が決めたんだから、その為に戦って死ぬんなら別に良い！」
流石ルフィ！純粋で真っ直ぐでわがままでかっこいい！！
………でも、死なせないよ？私の弟なんだからもう死なせない
ルフィが死ぬんなら代わりに私がルフィを守って死ぬ
もう目の前で弟を殺させるもんか、残された子達に悲し思いなんてさせない、絶対に
そーゆう死に方なら、許してくれるよね？
ねぇ、コラさん
ルフィ「さぁーてと！腹も脹れたし船でも貰ってくかなー！頼めばくれるかな？姉ちゃん」
貴女「んーどうだろうね！アルビダってあまりいい噂聞かない海賊だよ？」
ルフィ「えー？」
コビー「…………考えたことも無かったです」
ん？コビー君？
コビー「僕にもやれるでしょうか…死ぬ気なら」
ルフィ「何が？」
コビー「僕でも、海軍に入れるでしょうか？」
ルフィ「海軍？」
貴女「なりたいの？海軍」
コビー「そうです！！悪いやつを取り締まるのが僕の夢なんです！！！小さい頃からの夢なんです！！！
なれるでしょうか！！？」
ルフィ「そんなの知らねぇよ」
コビー「いいえやります！！このまま雑用で一生を終えるくらいならここを抜け出してアルビダ様……
いやアルビダだって捕まえてやるんです！！」
！頭上から気配……そのまま降りてくる気か？
取り敢えず
貴女「コビー君こっち！」
コビー「え？っわぁ！！」
安全のためコビー君の腕を引いて自身に寄せる
その瞬間、天井がべきべき…と音を立てながら崩れてきてついでに上から誰かが降りてきた
この匂い……まさかアルビダ？
アルビダ「そんなやつを仲間にして、誰を捕まえるんだって？
あぁ？コビー！！」
あ、思ったよりふとましいおばさんだぁ
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2020年10月19日 4時
