5話~海賊王になるんだ~ ページ6
貴女side
暫くしてコビー君も落ち着きを戻し、また落ち込んだ雰囲気になった
この子かなり自分に自信なさそー
コビー「そうですね…ルフィさんの言う通りです、僕にも樽で海を漂流する位度胸があれば…
本当はやりたい事もあるんですけど……」
わぁやっぱり自信がなーい！
と言うか、うん………やりたい事ねぇ？
ルフィ「ふーん」
コビー「あのぉ……ルフィさんとAさんはそこまでして海に出て、何をしたいんですか？」
貴女「私は…特に何も？旅してるだけだし〜
んー強いていえば弟達の人生を見守る事かな？」
ルフィ「俺は海賊王になる！」
なりたい、じゃなくてなる、って言うあたり流石だなぁルフィは
コビー「か、か……海賊王に……？」
ルフィ「あぁ」
コビー「本気ですか？！」
ルフィ「本気」
コビー「と言うかお二方海賊だったんですか！？」
ルフィ「あぁ、でも姉ちゃんはちげーぞ？姉ちゃんは自由な旅人だ、今は同行してくれてるだけ！」
物理的にも本当に自由な旅人なんだよねぇ、これが
にしてもコビー君驚きすぎじゃない？口あんぐり開きすぎてるよ？
コビー「え？！じ、じゃあ…仲間は？」
ルフィ「いない！強いていえば姉ちゃん！これから探すところだ！」
コビー「んなっ………」
………あっコビー君キャパオーバーで固まっちゃった？
あ、立ち上がった
コビー「かっ海賊王っていうのはこの世の全てを手に入れた者の称号ですよ？！
富と、名声と、力のひとつなぎの大秘宝！
ワンピースを目指すって事ですよ！！？」
ルフィ「あぁ！」
コビー「あぁって…世界中の海賊がその宝を狙ってるんです！！」
ルフィ「俺も狙う！」
コビー「無理です！！無理無理無理ぜったい無理に決まってます！この大海賊時代の頂点に立つなんて出来るわけないですよ！無理むっ」
ｺﾞﾝｯ
あーあ、一方的にコビー君が否定ばっかするからルフィに拳骨されちゃった
あれほど理由なく暴力奮っちゃ駄目って言ってるのにー！！もー！
ルフィ、自身が出来ると思ったことを否定されるの嫌いだからねぇ
可哀想なコビー君
コビー「っどうして殴るんですか…？」
ルフィ「何となくだ！」
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2020年10月19日 4時
