4話~実年齢二十一歳です~ ページ5
ルフィ「お前もその海賊の仲間か？」
コビー「！………あれが、運命の日でした…」
自分の失態、そして恐怖の始まりだった日を思い出し2人に語る
まさか乗り間違えてそのまま下っ端になるなんて…
コビー「……あれから2年、殺さない代わりに雑用係として働けと…」
ルフィ「お前ドジでバカだなぁ！」
貴女「でも悪運が強くて助かったのは確かだよね〜！
よく今まで頑張ってたね！いーこいーこ！」
隣に座ったAちゃんが笑顔で頷いて僕の頭を撫でた
ま、まさか自分より小さい女の子に頭を撫でられるなんて……何だか恥ずかしいけど、でもこの手は落ち着く
不思議だなぁ……
あれかな？アルビダ様の船に乗ってから今まで女性に優しくされなかったからかな？
うぅ…久しぶりに優しくしてもらえて身に染みる…！！
ルフィ「嫌なら逃げれば？」
コビー「っ！むっ無理ですよ！！無理無理！アルビダ様に見つかったらと考えると足がすくんでとても…」
何度か今までも逃げたいと思った、でもいざとなると怖くて怖くてどうしようもなくて
結局僕って弱いんだなぁ……
ルフィ「なぁんだ、その上根性無しか〜！俺お前嫌いだなぁ！！あっはっはっはっ！」
そんなぁ……！！
貴女「もールフィ？初対面の子に嫌いって言っちゃ駄目って言ってるでしょー！
コビー君泣いてるじゃん！！」
ルフィ「えー？だってさぁ……」
……そういえば、さっきルフィさんAちゃんのこと姉ちゃんって言ってた？
見た目僕よりも小さいのに…姉ちゃん？
コビー「あのぉ…因みに、お二人の関係って？」
貴女「ルフィの姉です」
ルフィ「姉ちゃんの弟」
あ、気のせいじゃなかったのね
え？どゆこと？？
コビー「年齢はお幾つで……？」
貴女「あぁ……やっぱり私子供に見える？これでも一応21歳なんだよ？
君がデカいってのもあるんだろうけどね〜」
コビー「21歳……えぇーっ？！！？！ぼぼぼ僕より5歳年上…！！？！」
貴女「あっはははは！！！皆がデカすぎるせいで私何時も子供に間違われるんだよね〜！」
ルフィ「姉ちゃんちっちゃいもんな！そのお陰で樽に二人入れたし！！俺は可愛くていーと思うけどなー？」
貴女「年下に舐められちゃったら意味無いじゃーん！」
ルフィ「ん？そうか？」
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2020年10月19日 4時
