31話~一人だけ船で待機~ ページ32
貴女side
in船
……皆ね？酷いんだよ？
……特にゾロにね？
皆で飯をご馳走になってたらね？
お前が居ると俺の分の飯まで食われそうだから先に船に行ってろって
店からほっぽり出されちゃった…
……ね？酷くない？
腹減った〜
あ、戻ってきた
ゾロ「大した猿芝居だったな、あれじゃバレても可笑しくねぇぞ？」
ルフィ「へへっ後はコビーが自分でなんとかするさ！
おう姉ちゃんただいまー」
貴女「おうルフィにゾロおかえり〜
コビー君とはちゃんと良い別れ方したのかな？」
船に戻ってきた2人の後ろにはコビー君は居ない、これでコビー君は自分の夢を叶えることができる
問題は別れ方、最悪な別れ方なら姉として私が無理でもやり直させる
最高の別れ方だったら
ルフィ「おう！アイツならちゃんと出来るだろーな！絶対」
ゾロ「皆に嫌われて船を出すってのは、海賊にとって最高だろ？」
……うん、2人ともいい笑顔だ
貴女「良かった、最高の別れ方をしたようだね
じゃあ早速船を出そうか」
ルフィ「だな〜！」
船体を繋いでいた縄を外して何時でも波に乗って船を出せる準備を始める
素敵な友達が出来て良かったね、ルフィ
コビー「ルフィさん！！Aさん！！」
ルフィ「ん？」
貴女「ほ？」
あれコビー君だ、なんでここにいるんだろう
コビー「…ありがとうございました！！このご恩は決して忘れません！！！」
ゾロ「海兵に感謝される海賊なんて聞いた事ねぇよ」
貴女「あれ？何か感謝されるようなこと私したっけ？」
ルフィ「ニヒヒヒッ！！
また会おーなー！！！コビー！！！」
貴女「ばいばーい！！！」
帆を下げてようやく船を出す
港で私達を見送ってくれているコビー君と女の子とその母親に手を振る
次はいつ頃コビー君に会えるんだろうなぁ
「全員！！敬礼！！！！」
コビー「……え？」
コビー君の後ろにはいつの間にか海兵達が並んでいて私たちに向けて敬礼をする
！……ほんと、海兵に感謝されるってすんごい違和感あるよ
ルフィ「じゃーなー！！！」
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作者名：元薺(サイ)だった者
| 作成日時：2020年10月19日 4時
