親が優秀だからといって子供もそうだとは限らない（真顔）【刀剣乱舞】

大和守安定 ページ28

乱藤四郎はずっと鯰尾の後ろに隠れて私や役人と話す気は全くなし。

ただ顔を覗かせて目が合うと睨んでくるので軽く苦笑いをする。


まぁずっとこうしてても拉致があかないから、

清光から受け取り打刀の大和守安定だと思われる刀を具現化させる。



先ほどと同じように桜が舞って現れる。


見た目的におっとりとした感じだ。


わたしと目が合うとじぃっと私を上から下まで見て一言言う。


「...主、変わったんだ。」


『あ、うん、えっと、新しく審神者になりました。』


あえてよろしくとは言わない。

乱藤四郎同様、多分「認めないからね！」とかいいそうだもん。

そう思っていたら、


「大和守安定、まぁ、よろしく。」


『！、よ、よろしく。』


驚いた。

まさか自分からよろしくと言ってくれるとは思ってなかったわ。

そこで清光から余計な一言。


「あれ、お前は主に斬りかからないんだな」


！？


それ聞く！？


てか君の一言で乱藤四郎が「ゔっ」とか言ってんだけど！

まるで斬りかかって欲しいみたいな物言いですね！？


私君に何かしたっけ！？


何私に恨み持ってんの清光！！


なに、あれ！？

包帯あったのにわざわざストールらしきまいてるやつ千切らせちゃったから！？


頭の中でパニクりながらも恐る恐る大和守安定を見る。



私の視線に気づいた大和守安定は一瞬目を合わせたが目をそらし清光を見てため息をついた。


「別に。

それともなに？

斬りかかって欲しかった？」


「んな訳ないだろ？

お前が斬りかかっても俺が守るし。」


え、なんか修羅場みたいになってるんだけど。


しばらく睨み合う2人。


先に辞めたのは大和守安定。

そしてまたため息をつく。

「はぁ...。

この人は前の主と同じ人じゃないし。

人間が全部あぁじゃないのはわかってる。


だってなにより、




、





、



僕の主、

沖田くんはそんな人じゃなかったから。」



それを聞いて大和守安定のように清光もため息を付いた。



「僕の、じゃないでしょ。

俺たちの、だからな？


俺を忘れないでよね。」


「わかってるよ。」

しばらく見つめあってから
2人はふっ、と笑う。






何この友情物語みたいなシーン。



てか君ら2人以外空気...。

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