ありきたりなパターン ページ24
やっと時間だ。
こくこくと政府の役人が来るのを待つ。
すると私の携帯の着信音がなる。
政府の役人からだ。
『...あ、なんかごめん』
私の携帯の着信音によってビックリする鯰尾と今剣と蛍丸。
うん
なんかごめんね。
清光はどうでも良さげにネイルいじってるけど。
それとは関係無いけど今携帯の着信音あれなんだよね、
ほら、なんだっけ、ホラー映画の着信音のやつ。←
お母さんとお父さんの反応とか面白かったからそのままだったんだよね。←
まぁそれは置いといて、
私は電話に出る。
〈あぁ、もしもし。
準備ができので、ゲートのロックを解除して貰ってもいいですか?
そちらが解除しないとこちらもゲート打ちこわしてでの強行突破以外そちらに行けないので。〉
...ぶち壊して...。
言い方が、あれですね。
『あ、はい、分かりました。』
私はゲートに向かい、ロックを解除する。
『解除しました。』
〈では、繋げます〉
カッと光ったと思えば目の前にはあの役人。
いつのまにかぶち切られてツーッツーッと音を漏らす携帯の電源を落とす。
「お待たせ致しました。」
『...どうぞ。』
私は役人さんをゲートの中に招き入れた。
その後ろには気の弱そうな男の人がついている。
同じ役人だろうか。
役人さん二人を座らせて、私も座る。
「この本丸にブラックの刀剣が残っていることについてですが、」
...んー、別に説明して欲しかったわけでは無いのだけれど...。
取り敢えず聞いておこう。
役人さんが延々と語る刀剣が残っている理由を私は聞く。
その1、
このブラック本丸の件を担当したのはお偉いさんの息子さんは、傲慢で、自分に逆らう者は排除する系の奴。
でたよドラマとかでありきたりなやつ。
その2、
破損や刀解に飽きたそのお偉いさんの息子さんは、途中で中断。
まだ刀剣が残っているかも確認せず勝手に撤退。
そのままお偉いさんの息子さんは終わったとお偉いさんに紙を提出。
それは良しとされた。
そして後々バレて問題になった、と。
だがお偉いさんは息子さんに甘い訳では無かったので、その息子さんは今回の件で、
政府の役人を辞めさせられて、罰を与えられたらしい。
うわざまぁみろ。とか思った瞬間、
ドガッとゲートから変な音と共に怒鳴り声が聞こえた。
「くそぉっ!!離せっ!!
俺はあの方の息子なんだぞぉ!!!」
...え、私は連れて来いなんていってませんが。
433人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雀(すずめ)(プロフ) - メランコリーさん» ありがとうございます!!頑張ります! (2017年4月1日 16時) (レス) id: 9f6543c7b9 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリー - 面白いんですけど、たまにシリアス?入ってて、個人的に好きです!更新待ってます! (2017年3月30日 17時) (レス) id: f9cb988cce (このIDを非表示/違反報告)
雀 (すずめ)(プロフ) - アヤさん» ありがとうございます!頑張ります! (2016年11月22日 7時) (レス) id: 8ad019aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - すっごく面白いです!更新頑張って下さい!! (2016年11月21日 14時) (レス) id: 77ba50580a (このIDを非表示/違反報告)
雀 (すずめ)(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます!頑張りまっせ! (2016年10月15日 22時) (レス) id: 8ad019aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雀 (すずめ) x他1人 | 作成日時:2016年9月25日 0時