不器用じゃないよ ページ14
彼の方が終わり、今は清光に斬られた左腕の血を拭いてもらっていた。
私は自分で拭くって言ったんだけどなぁ
そんなこと言ったら
「主不器用そうだからダメ」
とか言われたよ！？
私そんな不器用じゃないんだけど！？
つぅっと私の左腕に流れる水の感覚さえ今は痛みが襲う。
『っつぅ...いっ...てぇっっ』
「我慢して」
『へぃ...』
痛くて目をそらすと少し申し訳なさそうに私を見る彼と目があった。
...そういえば彼の名前を私はまだ知らない。
『えと...君の...「俺は...鯰尾藤四郎です」おぉ、なるほど。』
私が君って言ったのが嫌だったのか自分から名前を教えてくれた鯰尾藤四郎。
『鯰尾ね。了解。』
ごめんね私さん付けしないタイプなのさ
「...着替えてきます...。」
『あ、うん。』
だよね。
まぁ体拭いた後に汚れた服は嫌だもんね分かる。
そのまま出て行ってしまう鯰尾。
あっれ、なんで脇差持っていかなかったのだろう。
彼の脇差はいまだまだ私の手元にある。
いってくれればすぐ返したのだけれど彼は立ち上がって一瞬私の手元にある脇差を見てからそのまま服を取りに行ってしまった。
少しは警戒心を解いてくれたって感じだろうか。
『ってかもう大丈夫自分でやる！』
丁寧に拭きすぎて逆にいたいよ！
もうこれパパッと拭いて包帯巻けばいいじゃないか畜生！
「ダメ」
でっすよね知ってた。
やっと拭くのが終わり血の付いたタオルを洗っていく清光。
『へい清光。包帯貸してー。自分でまくよ。』
「主不器用そうだからダメっていってるでしょ？」
『』
だから不器用じゃないって！
多分！
清光は包帯を取り出してくるくると私の腕に巻いていく。
...包帯があったのは起こらないんですね。
「でっきた。
あんまり動かさないでね。」
『あざっす』
だんだん礼が雑になってく私氏。←
すると鯰尾が帰ってきた。
さっきのびりびりの灰色のシャツとは違い今はスーツ？まで来ている。
髪は結ばずそのまま。
『えっとおかえり？』
「...た、ただいま...？」
目開いて戸惑いながらものってくれたんだねありがとうございます。
『あ、はいコレ。』
鯰尾に彼の脇差を渡す。
彼が礼を言って受け取ったところで私は聞いた。
『それで...何があってあぁなったの？』
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雀（すずめ）(プロフ) - メランコリーさん» ありがとうございます！！頑張ります！ (2017年4月1日 16時) (
レス) id: 9f6543c7b9 (このIDを非表示/違反報告)
メランコリー - 面白いんですけど、たまにシリアス？入ってて、個人的に好きです！更新待ってます！ (2017年3月30日 17時) (レス) id: f9cb988cce (このIDを非表示/違反報告)
雀 （すずめ）(プロフ) - アヤさん» ありがとうございます！頑張ります！ (2016年11月22日 7時) (レス) id: 8ad019aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
アヤ - すっごく面白いです！更新頑張って下さい！！ (2016年11月21日 14時) (レス) id: 77ba50580a (このIDを非表示/違反報告)
雀 （すずめ）(プロフ) - 唯さん» ありがとうございます！頑張りまっせ！ (2016年10月15日 22時) (レス) id: 8ad019aaa3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雀 （すずめ） x他1人 | 作成日時：2016年9月25日 0時
