××フレンド

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住所を聞くとここからそう遠くない事が分かった。
俺の家といつも行くホテルの合間くらい。
マンションの2階に住んでいることも分かった。









「ええっと、財布とケータイ持って…
近くの薬局でも寄ってくか、」









北山が苦しんでる今、
一刻も早く家に行きたいところだけど
冷えピタとかゼリーとか薬とか
色々買っていかないとな、









･









「じゃ、いってきまーす」









ほら言っただろ、
人生何が起こるか分からない。
…まぁ俺の望んでたのとはちょっと違うけど
北山の役に立てるなら本望。









･









駆け足で近くの薬局に入った。
まず冷えピタだな、
大人用。北山なら子供用でも大丈夫そう、
なんて冗談は今日は言ってる暇がない。


そして薬。
なんだろう、熱があるのかな
咳き込んでたし色々買ってくか。
様子見てからどれ飲ませるか考えればいい。









･









「あとは…食べ物。」









風邪ひいてる時はゼリーとかがいいんだよな、
俺もそうだった。
何味がいいだろう、オレンジ？ピーチ？グレープ？

そんなこと考えてる時間も勿体無くて
全部カゴに入れた。









･









待ってろよ北山、俺がすぐ行って
看病してやるからな。









薬、冷えピタ、ゼリーを買うと
教えて貰った住所をケータイに入れ
駆け足で向かった。

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