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アルバム【新旧詐欺師】 ページ13

ut side

朝、Aちゃんをチーノと起こしに行こうとすると、テーブルの上にあったのは、Aちゃんの高校の卒業式アルバム。

ああ、昨日の担当のヤツらに没収されたのか、そのくらい見て取れた。

chi「大先生、A起きましたよ」

ut「ああ」

チーノに呼ばれ、Aの部屋に向かうと、

『あの…私のアルバム知らない…?』

と聞かれた。俺が「見たい?」と聞くと、Aは弱々しく頷いた。

chi「どうします?大先生」

ut「うーん…どうしても見せるなって言われてんねんなぁ…」

chi「…あ、俺にいい考えがあるんで、乗ってくれません?」

ut「…ええよ」

チーノの案が何なのかが分からないまま、チーノに乗ることにしたのは良いものの、これでAが納得するのかはまた別問題なのである。

chi「Aさん、アルバム見るのはええですけど、俺らメンバー以外の他の男の名前出さないって…誓えますか?」

そう問うと、Aは

『…うん』

と答えた。確かにその誓いに彼女が乗ったのだ。

chi「じゃあ大先生、アルバム見せたってください」

そう言われたので、俺はアルバムを何処かしらから持って来、彼女に見せてやった。

彼女は満足そうに全部見終わった後、俺らに向かって

『この頃、君達生徒会だったよね…めっちゃ人気だったよね…なんで私なんか…』

と弱音を吐いたのだ。

それを俺らが黙って聞いている訳がなかった。

ut「君がええから君を選んだんやで?そんなこと言わんといて?」

chi「そうっすよ。俺らは逆に君やないと生きていけんのやからな」

そう言い返すとAの表情はまたいつもの綺麗な笑顔に戻った。

俺らは包み隠しのない、その純粋な笑顔を見れて満足した。

この先もずっと、それが見れるという保証なんてどこにも無いけど、今この一時が、この一時こそが最高の時間なのだから。

Happybirthday,MY wife【ツーマンセル】→←アルバム【ht・gr】



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氷華 璃瑠(プロフ) - 影丸さん» 分かりました!ありがとうございます!! (2020年7月21日 19時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
影丸(プロフ) - リクエストなんですけどよろしいですか?宜しければ旧海賊の絡みが見たいですので気が向いたらでもいいのでお願いします (2020年7月21日 18時) (レス) id: 2fce466c54 (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - 氷華 璃瑠さん» そうですね (2020年3月9日 21時) (レス) id: c718cabe48 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 璃瑠(プロフ) - Aさん» そっちは……wrwrの姫は〇〇がお好きでやっていいですか? (2020年3月9日 20時) (レス) id: 915617822f (このIDを非表示/違反報告)
A(プロフ) - リクエストなんですけど、吸血鬼系っていけますかね? (2020年3月6日 23時) (レス) id: c718cabe48 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氷華 璃瑠 | 作者ホームページ:http://https://mobile.twitter.com/K_hyoukariru  
作成日時:2019年11月30日 17時

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