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そこに居たのは紛れもなく本物の先輩。
また昔みたいに絡んでくれるのだろうか、
そこが心配だった。
｢ おいー、親方ーゆうこんくんー、いくよー、｣
“ゆうこん”
やっぱり先輩だ。
｢ …先輩 ｣
独り言。相手に聞こえないように言った。
だけどなぜだか彼には聞こえなくて黒髪の人には聞こえてた。
｢ リスナーさん？ ｣
と、黒髪の人が聞いてきた。
そっか。もう私たち先輩後輩の関係じゃないのか。もうほぼ他人同士なのか。
なら、リスナーでいいや。
｢ …はい、写真撮ってもいいですか？ ｣
少しでも記念に。
また大好きな先輩に会えた記念に。
初めて漫画みたいな展開が起きた記念に。
カシャカシャ
シャッター音が何回が鳴るとスマホは私に返された。
…忘れられてるのかな。
何も反応しないもん。
先輩には友達が沢山出来て。
私はそこまで昔とは変わらなくて。人気が落ちただけで。
｢ …さようなら、先輩。 ｣
｢ …え？ ｣
酒もご飯もいらない。
今日はもう寝かせて。
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わか - 更新待ってます (2018年3月27日 18時) (
レス) id: 86fd57fbe3 (このIDを非表示/違反報告)
くまっこ?(プロフ) - 面白いです、更新待ってます！ (2018年2月15日 1時) (レス) id: ce8f882241 (このIDを非表示/違反報告)
草壁(プロフ) - かかっさん» ありがとうございます！ (2018年1月10日 17時) (レス) id: dfde6ac3ae (このIDを非表示/違反報告)
かかっ - めちゃくちゃおもろいです (2018年1月10日 17時) (レス) id: 6cdf36c7ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：草壁 | 作成日時：2017年12月23日 14時
