Swallow without leaving a blue flower． (ページ1)

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...

｢手、めっちゃ乾燥してますね｣

｢そーかな。｣

先輩が机の上に手を適当に置くものだからつい触ってしまった。
ファンの皆さんはこの手と握手してるのか。

｢今度ハンドクリームプレゼントしますね｣

｢お前センスないじゃん。｣

｢先輩少し黙ってください｣

少なくとも先輩よりはあるハズ。
……ごめん嘘。なかった。

｢いつまで触ってるの｣

普段笑う事が少ない先輩が笑った。
どうしたらこんな手が荒れるのか考えてました。
肌弱いのかな。

｢こーやってみると私の手すべすべですね｣

｢はいはいそーだね。｣

と興味無さそうに言ってぺし、と私の手を机に優しく叩きつける
思わずあ。と声を出してしまった

｢ …ん。｣

とか言ってそっぽ向いて繋ぎ直してくれる所。
こんなんだからファンが増えちゃうんですよ。
いいことですけど。w

｢なんですか～後輩大好きですか～｣

｢はいはい大好きですよー｣

｢なんですかやめてください照れます｣

｢きもい｣

｢は？？？｣

たまに出る先輩のきつい言葉
まぁ本人は笑ってるから本気じゃないんだろうけど

｢先輩お腹すいたんでなんか作ってください｣

｢めんどくさい｣

｢先輩のご飯が食べたいです作ってください｣

｢何食べる？？たまねぎ？？｣

｢ちょっと何言ってるか分かんないです｣

くだらないことしか話してなかった読モ時代。
勿論これは過去の話。

今の話も、聞きたい？