198話 ページ4
こ「ふふん!ご安心ください!」
謎のドヤ顔でとりあえず付けろと前脚で布口面を指す
審の字が入っている布口面を手に取って、促されるまま装着した
頭や首の後ろで二枚重ねの布口面を付けるとマスクをつけた上に布が垂れ下がっているようなそんな感じ
こ「おおー!見事でございますよ!ささ、食事と念じてくださいませ!」
『念じるだけで良いの?…(食事!)』
ザワッと周りが騒がしい
自分では確認できないため口元に手を持っていくとポッカリと穴が空いている
『え?!これ大丈夫なん?』
こ「ええ、成功ですよ!しかし穴が空いているように見えるのは自本丸の者のみとなります!つまり他には通常通り、口元が隠れた状態に見えています。」
『食べとる時も?』
こ「ええ!布直前で食べ物が布に溶け込むように見えているはずですよ!」
『SF〜…まじでこの時代の技術どうなっとん…』
感心する間も無く、こんのすけに促されて先程決めた部隊に加えて近侍と護衛に当たってくれる皆を目の前に呼ぶ
一列に並んだ彼等に布口面を渡していく
まず近侍の小狐丸さんに近と刺繍された物を、次に護衛の膝丸さんに護と刺繍された物を渡すと
さっき指定した順番で陸奥守さんから番号順に布口面を渡した
こ「皆様、装着されましたね!ではこちらの指輪をお取りください!」
どう見ても腕輪にしか見えないそれを私を含め皆が手に取ると、こんのすけの指示通り左手の親指に引っ掛けて縮と念じた
『おお…!』
指の太さに合わせるように直ぐに小さくフィットした指輪に感嘆の声が出る
こ「外すときは拡と念じてくださいませ。此方は透過など出来ないので常時見えている状態になります!こちらは霊力維持装置となります。今回の演練は特例として対ブラック本丸試験用審神者に選ばれた皆様が全員参加されますので、他所の霊力に拐かされないようにと。」
『うん、了解』
指輪を付けた手を上に上げて翳すと光の反射で薄緑色に光る
薄らと審と浮かぶそれは外れない様にしっかりとフィットしている
こ「これで皆様に事前にして頂く事は以上となります!では私は一旦政府に戻りますので明日朝8時に本丸の門前でお会いしましょうね!」
こんのすけは一度私の手に額を擦り付けると一回転して消えた
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ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - わたしは更新、いつでも待ってます! (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 名無しさんさん» はい、これからも楽しんで読ませていただきます!!名無しさんは社会人と聞きました。どうか自分のお体をご尊重してください (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメントありがとうございます。嬉しい内容にやると決意できて良かった、また書きたいと思って良かったと思います。私の作品を読んでくれてありがとうございます!これからも楽しんでいただけたらなぁと思います! (2021年5月15日 20時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - こんばんわ。この作品が続いてくれると知って、とても嬉しいです!!どうか名無しさんのペースで更新してもらえれば。また続きが読める事に感謝します。ありがとうございます!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます!好きと言ってもらえるのはとても嬉しいです!絡み前向きに検討させていただきますね! (2021年5月6日 13時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:名無しさん | 作成日時:2020年1月9日 1時