228話 ページ34
蛍丸の読めない笑顔を引き攣った口元を隠そうともせずに清光が見つめている
同田貫さんが溜息と一緒に拳骨落としててちょっと笑ってしまった。ごめん。
声が掛かって、尼崎さんが今日の日程は中止になったって言うから
もう帰りたいオーラを出しまくってたら膝丸さんが気付いてくれてそのまま帰ることに。
『あの、相手方の審神者さんってどうなるんですか』
施設を後にして、ゲートを潜る前に尼崎さんを振り返った。
すぐに視線を逸らした尼崎さんにこんのすけと小狐が牙を剥き出したので慌てて止める
尼崎「…しばらくは政府内の療養施設で過ごすそうです。明後日からの研修も辞退との事で」
『じゃあ、身体休めたら、またあの本丸に戻るって事、ですか…？』
尼崎「…なんとも。」
歯切れの悪い返事に、一審神者である私が何か口出ししてもいいものなのかと考えてしまう
結局なんにも言えないまま、伽羅ちゃんに手を引かれてゲートを潜った
振り返った先に尼崎さんの後方から本霊様2振りと人型のこんのすけの姿を捉えて、2回目のお礼を言おうと口を開く前に見慣れた自分の本丸に着いてしまった
『まじで一瞬やん…慣れねぇ…』
伽羅「そうか？」
加州「俺達はもう慣れちゃってるからなんとも無いや」
『いや、すごいよ…いつもありがとう本当に』
蛍丸「なーに、改まっちゃって」
深く積もった雪に手を滑らせながら玄関ではなく、中庭に移動すると、めちゃくちゃ冷えとるのに何振りか集まっていた
大和守「あ！お帰りなさーい！」
大和守さんを始めとして次々にお帰りコールが飛び交う中、先頭を進んでいた膝丸さんとお髭の後ろから顔を出してただいまと返事をした
……うん、自分が血まみれのこと忘れとったよね
「「「「「わあああ？！？！」」」」」
『いや、まじでごめんやで』
布口面を外しながら笑えば、口の中っていうか歯が真っ赤に染まっていたらしく
鶴丸さんやまんばちゃんを青い顔で縋り付かせる事態に陥ってしまった
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ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - わたしは更新、いつでも待ってます! (2021年5月16日 10時) (
レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - 名無しさんさん» はい、これからも楽しんで読ませていただきます!!名無しさんは社会人と聞きました。どうか自分のお体をご尊重してください (2021年5月16日 10時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ネコマタさんのちょびひげさん» コメントありがとうございます。嬉しい内容にやると決意できて良かった、また書きたいと思って良かったと思います。私の作品を読んでくれてありがとうございます！これからも楽しんでいただけたらなぁと思います！ (2021年5月15日 20時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
ネコマタさんのちょびひげ(プロフ) - こんばんわ。この作品が続いてくれると知って、とても嬉しいです!!どうか名無しさんのペースで更新してもらえれば。また続きが読める事に感謝します。ありがとうございます!! (2021年5月14日 21時) (レス) id: d3a88c7d37 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 雪さん» コメントありがとうございます！好きと言ってもらえるのはとても嬉しいです！絡み前向きに検討させていただきますね！ (2021年5月6日 13時) (レス) id: abe0f1ab0e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2020年1月9日 1時
