24話 ページ25
加「あるけど…。」
こ「そもそも、その記憶がある時点で歴史が違う。本来ならば彼は殺された後、翌朝に亡骸が見つかるまで誰にも発見されず同じく殺害された彼の恋人と朱雀千本通で放置されていたんですから。
彼の死に際に芹沢鴨や沖田総司、原田左之助、楠小十郎ら平隊士が駆け付け、その道中、佐伯又三郎を粛清したなんて歴史は時間遡行軍によって手出しされた間違った歴史のもの。
つまり新撰組に関連する刀剣男士の記憶も行き違いがあり違ってきています。
彼がここにいる時点で全て狂っているんですよ。」
『…？』
つらつらと話された内容に頭が働かず固まった
俺は、
じゃあ俺はなんだった？
あの沖田組長の涙も
芹沢局長の支えてくれた手の暖かさも
原田組長の叱咤も
楠の暖かい涙の感触も
『全て、偽物だったというのか…』
嘘だ
そのまま項垂れると体の力が笑えるほど抜けていく
こ「私達の情報に嘘は無い。しかし存在してしまっているものは仕方ない。殺してしまうには口惜しいしならば利用しようと。」
加「ちょっと待って、頭が混乱してっ」
清「俺たちの思い出も記憶も偽物…？」
こ「ここの審神者の身勝手な思想や行動のせいでこうなったのです。本霊まで記憶が塗り替えられている事態は早急に解決しなければいけない。」
こ「だから貴方は審神者を殺すのです。間違った歴史を作る事に間接的に関わった者を抹殺しなさい。
政府が助けた貴方の余生の使い道はただ一つ。達成後は死ぬなりそのまま生きるなり好きにすれば良い。
それは貴方次第。好きに選べばいいでしょう。」
受け入れられないまま
どんどん話は進む
表情も変えずに生きるも死ぬもお前次第だといい放つ狐にゾッとした
？「お前も、我らが主の犠牲者だというのか」
凛とした声に顔を上げれば全身が白い男が二人、こちらを向いて立っていた
？「お前に審神者が殺せるか」
審神者。
時雨。全ての元凶を作った男
？「お前にその覚悟があるならば、この俺、鶴丸国永は力を貸す」
『鶴丸、国永、』
耳馴染みのあるその名はそうだ、
三番組の斎藤組長が話してくれた事がある
鶴「なんだその反応は」
永「俺たちを知っているのか？」
鶴・永「これは驚いた」
いたずら好きそうな笑顔はなんとなく二番隊組長の永倉組長を思い出す
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名無しさん(プロフ) - 伏ぺいさん» コメントありがとうございます。コメントの返信が遅れてしまい申し訳ないです。嬉しいお言葉すごくありがたいです！更新できるよう頑張りますので完結まで見ていただけたら嬉しいです！ (2020年5月16日 19時) (
レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
伏ぺい - 主人公とみんなの会話のドッチボールがとても面白いです！ゆっくりでいいので更新待ってます！ (2020年5月1日 16時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - ゆりさん» コメントありがとうございます。長らく更新できておらず、またコメントの返信も遅くなってしまい申し訳ないです。私生活が少し落ち着いてきましたのでこれから更新していきたいと思います！ (2020年4月10日 13時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
ゆり - 面白かったので更新再開を心待ちにしております (2020年3月9日 12時) (レス) id: aea964e9bf (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 架印�靴気�» コメントありがとうございます！実は私も新撰組が大好きです…！刀剣乱舞ベースですが出来るだけ新撰組を多めに話に絡めていくので今後の登場人物や回想シーンを楽しみにしていただければと思います！ (2019年5月18日 19時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2019年3月10日 1時
