54話 ページ6
綺麗な蜂蜜色の目がふよふよと迷うように動いた後、私を捉えると大きく見開かれた
？「に、んげん…！」
体を震わせて頭を抱えると真っ白い神様はブツブツと何か呟きだした
思わずこんのすけと顔を見合わせて様子が変だと目線を向けると怯えたように声を大きくした
？「ごめんなさい、ごめんなさい、お願いします、殴らないで」
？！
『え、殴る…？』
？「次は夜伽だって頑張るから叫ばないようにするから殴らないでください、」
燭「え？！ちょっと鶴さんどういうこと！」
よとぎ？が何かは分からんけど燭台切さんの焦りっぷりを見る限りヤバイことらしい
てか傷直したばっかやのにまた辛くなんのは違うっちゃう？
『いや、何もしなくても大丈夫ですから休んでくださいね…』
？「…殴らないんですか」
『殴りません』
？「……でも！」
燭「鶴さん、ちょっと休もう。疲れたでしょ？」
また何か言いたげに今度は両目に涙を溜めて真っ白い神様は口をつぐむと燭台切さんに支えられて大広間の出口に向かってゆっくり歩き出した
出口近くにいた石切丸さんの手前まで移動したのを見届けているとこんのすけにカーディガンの袖を引っ張られた
こ「…鶴丸国永様のことを知りたいですか？」
『鶴丸国永？、あ！』
こんのすけにつられて繰り返すように神様の名前を復唱すると今までと違って体がグワッと熱くなった
アルコール度数の高い日本酒を飲んだ時と似てる
『なんか、体の内側がめっちゃ熱い…』
こ「おや？鶴丸様にも変化があったようですね！」
バクバクと騒ぎ出した左胸を手で押さえつつ慌ててそっちを振り返ると鶴丸国永さんは石切丸さんの後ろで崩れ落ちていた
私と同じように胸を押さえて
『どうゆうこと？今までこんなことなかったよ？』
こ「この本丸では鶴丸様の乱舞は他の皆様より高いのです。ですから審神者様のお体にも変化があったのでしょう。
それと！審神者様が知らないだけで名前を呼ばれた刀剣男士は自身の体の変化を感じておられましたよ！今の鶴丸国永様のように」
そうなん？
じゃあ私が知らんかっただけで名前呼んだらなんか起こっとったって事？
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名無し - 細かく表現されていて読んだときにヒヤヒヤしました。 (2022年3月8日 23時) (
レス) @page5 id: 3da9111bbc (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - …さん» コメントありがとうございます！面白いと感じていただけて嬉しいです！今後もよろしくお願い致します。 (2019年1月23日 11時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
… - 物凄い面白い話だと思い、すぐ読みきってしまいました！ (2019年1月22日 16時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 刀剣乱舞初心者ですさん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて嬉しいです…！ (2019年1月17日 10時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
刀剣乱舞初心者です - この作品とても好きです！お体に気をつけながら更新頑張ってください！ (2019年1月16日 19時) (レス) id: c2cb9b617d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2019年1月7日 14時
