74話 ページ26
なんやかんやで食べ終わって、皆で食器を片付けると
まだ皆が部屋を出ない内にこんのすけが大声で吠えた
え…
狐の吠えた声初めて聞いたんやけど…
こ「主様！支度も朝食も終わりましたよ！さあさあ、ピアスを開けるのです！」
『ちょっと声でかいかな？！』
こんのすけの吠えた声と話し声がでかすぎて今めちゃくちゃ注目されている
賛成派はもちろん反対派も
石「ぴあす？」
堀「僕や兼さんがしているような耳飾りのこと？」
こ「はい！実は主様が明日からご実家に帰省されるということで、本丸滞在時間がぐっと短くなってしまうのです…。
更にご実家は遠方という話しを伺いましたので現在繋がっている借り住まいからというのは難しいとの事で、本丸にいつでもどこでもすぐ！戻りやすくなるためのピアス型最新機器を身につけていただく運びとなりました！」
こんのすけが言い切った瞬間、ざわざわとした動揺が大広間内に広がった
乱「嫌だ！あるじさん、出て行っちゃうの？」
五「ぼ、僕たちが嫌いになりましたか…？」
乱ちゃんと五虎ちゃんこと五虎退くんが立ち上がって声を上げた
それを慌てて否定する
『嫌いになるなんて絶対にないから！好きやで！あと乱ちゃん、出てかんよ。毎日来るから！』
乱「本当に？」
スカイブルーの目がうるっと涙の膜を張る
それを見ていた一期さんの眉が下がった
『本当やで！信じてな』
乱「…わかった。約束だよ？」
こ「…〜っ話は落ち着きました？ではピアスを開けましょう！」
『いや、雰囲気ぶち壊すな〜…』
こ「もうっ！こんのすけは昨日からそわそわしているのです！早く色が灯るところを見たいのです！」
『おうおう急にどうした…』
鶴「色が灯る？」
目をキラッと光らせてこっちを見た鶴丸さんは小走りで近くまでやってくる
鶴丸さんに限らず、こんのすけの言葉に興味を持った人は多いらしく、さっきとはまた違う視線を浴びた
こ「ピアス型機器に色が灯る瞬間…。それはそれは神秘的な光景だと聞きます！こんのすけは見たことが無いので楽しみなのです！」
鶴「なるほど…。俺も見たい！！」
やっべえ
鶴「主！さあ、開けようじゃないか！」
蛍「蛍みたいに綺麗かな？」
小夜「…復讐心も、消えるのか…？」
和「ぴあすが開く瞬間は初めて見るな！国広！」
安「ちょっと押さないでよ！」
上座に向かって皆が押し寄せてくる
皆、目が、すっごいキラキラしてるよ
まさに興味津々って顔で怖い
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 463人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
名無し - 細かく表現されていて読んだときにヒヤヒヤしました。 (2022年3月8日 23時) (
レス) @page5 id: 3da9111bbc (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - …さん» コメントありがとうございます！面白いと感じていただけて嬉しいです！今後もよろしくお願い致します。 (2019年1月23日 11時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
… - 物凄い面白い話だと思い、すぐ読みきってしまいました！ (2019年1月22日 16時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 刀剣乱舞初心者ですさん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて嬉しいです…！ (2019年1月17日 10時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
刀剣乱舞初心者です - この作品とても好きです！お体に気をつけながら更新頑張ってください！ (2019年1月16日 19時) (レス) id: c2cb9b617d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：名無しさん | 作成日時：2019年1月7日 14時
