67話 ページ19
『ただいまー…』
小さい声で告げると、スニーカーを脱いで隅に置いた
今頃みんなはお風呂に入ったり寝る準備をしたり自由に過ごしているだろう
なんて考えつつ、お腹が空いとるから付けたままのスヌードや荷物を下すこともせずに厨に直行した
大広間からは笑い声が聞こえてくる
きっと何人かで晩酌してるんだろう。呼ばれた事ないけどな！
てかお腹減った
カレーうどん食べたい。
厨に着いて食卓の椅子に荷物やスヌードを置くと小さな鍋に水を張って沸騰させた
カレーうどん作るんや〜！
ネギと油揚げと人参に玉ねぎを切って、沸騰した鍋の中に入れていく
減塩タイプの顆粒だしを気持ち多めに入れて、うどんも1玉入れて、カレールーを3ブロックだけ入れたらあとはちょっと煮込んで完成
自分が食べるだけの1人分やし適当、適当！
『いただきます…』
大きめの器に出来たカレーうどんを移すと箸とレンゲを用意して食べ始めた
熱いから冷ましながら考える
こんのすけには早めに政府に連絡してもらうように頼まないとやし、それを伝えた後は2日後の帰省に向けて荷造りをしたい
あと本丸の大掃除は日頃から当番決めてしてもらっとるからそんなに頑張らんくてもいけるかもやし、
お節料理やお雑煮とか正月メニューはこの前、歌仙さんと燭台切さんが作る計画してるって加州さんに聞いたから私おらんでもいけそうよな
『あ、』
忘れとった
髪染めに行きたいし課題もやらないかん
まあ成人式にさえ間に合えばいいから課題を先に片付けよう
帰省前に終わらせたいから今日、お風呂上がったらすぐレポートやろう
？「ぬしさま？」
『ぅえ？あ、小狐丸…』
小「おかえりなさいませ、ぬしさま。」
ぼけっと考えてたら小狐丸が近くまで来ていて、大広間に続く扉からこちらを覗いていた
かと思えば小走りでやってきて鼻をひくつかせる
小「良い匂いがしますね。これは何ですか？」
『カレーうどんやよ。食べます？』
小「！はい！」
立ち上がって器を用意しようとすれば傍に座り込んだまま口を開けて小狐丸が待っている
これは…あーんってするやつかな…？
してもいいのかな…？
固まった私を見て口を開けたまま小狐丸が首を傾げた
まあ、待たせるのもあれやし取り敢えず口に入れたろ
レンゲにうどんと油揚げとネギを乗せて少し冷ましてから口元に運ぶと立ち上がる湯気を目で追ってからぱくりと食い付いた
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名無し - 細かく表現されていて読んだときにヒヤヒヤしました。 (2022年3月8日 23時) (
レス) @page5 id: 3da9111bbc (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - …さん» コメントありがとうございます！面白いと感じていただけて嬉しいです！今後もよろしくお願い致します。 (2019年1月23日 11時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
… - 物凄い面白い話だと思い、すぐ読みきってしまいました！ (2019年1月22日 16時) (携帯から) (レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
名無しさん(プロフ) - 刀剣乱舞初心者ですさん» コメントありがとうございます！好きになっていただけて嬉しいです…！ (2019年1月17日 10時) (レス) id: 7c9fe9a3cd (このIDを非表示/違反報告)
刀剣乱舞初心者です - この作品とても好きです！お体に気をつけながら更新頑張ってください！ (2019年1月16日 19時) (レス) id: c2cb9b617d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しさん | 作成日時：2019年1月7日 14時
