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6. ページ6
A「なにこれ……素敵。」
君に最高の1着を着せてあげたかった
僕が選んで上げたかった
でも嘘を着く他僕は幸せを掴めない
最低だ
A「……嬉しい。」
＿＿＿＿＿
Aが選んだのは黒のドレスだった
従業員「お似合いです。楽しんできてください」
A「ありがとうございます。」
開くカーテンの先には
「……素敵だ……誰よりも綺麗だ」
何倍も.何倍も素敵な君だった
'誰より'も
＿＿＿＿＿＿＿＿
「今日は本当にありがとう……潤くん土曜日の夜になると.LINEの返信くれないから心配してたの.私のこと嫌いなのかなって……でもよかった」
僕は複雑な思いで笑った
(僕には妻がいる.子供も.だから君といつもは居れないんだ)
そう言えたのなら、そう言ってもAが受け止めてくれるのなら…
なんてことを考えた。でも
「実は…
・
・
ドレスコード選ぶので大変だったんだ」
・
嘘に嘘を重ねて楽しんでいるのだろうか。僕は
幸せそうに笑う君が何より辛いんだ
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作者名：さとう | 作成日時：2020年8月5日 19時
